AWS APIリクエストにPostmanで署名を作成する
新年明けましておめでとうございます!
目次
署名バージョン4
「AWSはマネジメントコンソールからもCLIからもSDKからの操作も、APIにリクエストが実行されています。
そしてそのリクエストには署名バージョン4の署名が必要です。
でも、CLIやSDKはそのあたりをやってくれるので便利でしょ?」
って話を聞いたことあると思うのですが、じゃあCLIやSDK使わずにAPIリクエストってどうやってやるんでしょ?
というと、こちら公式の
署名バージョン 4 を使用してAWS リクエストに署名するに手順があります。
* タスク 1: 署名バージョン4の正規リクエストを作成する
* タスク 2: 署名バージョン4の署名文字列を作成する
* タスク 3: AWS署名バージョン4の署名を計算する
* タスク 4: HTTPリクエストに署名を追加する
こうすることで、認証セキュリティを高めているのですね。
ふむふむ。面倒ですね。
ということで、Postmanで試しました。
AWS APIリクエストをPostmanで試しました
S3のバケット一覧を表示します。
CLIでは「aws s3 ls」に該当する操作です。
リファレンスを見ると、APIエンドポイントは「s3.amazonaws.com」のようです。
GETリクエストで、ホストをs3.amazonaws.comに設定しました。
S3のバケット一覧が見えるs3:ListALlMyBucketsアクションを許可したユーザーのアクセスキーIDとシークレットアクセスキーを、PostmanのAWS Signatureに設定しました。
あと、ADVANCEDのService NameにS3を設定しました。
これをしないと、X-Amz-Content-Sha256ヘッダーができなくてエラーになりました。
設定をすると、Postmanが自動的にヘッダーにAuthorization、X-Amz-Content-Sha256、X-Amz-Dateを作ってくれました。
Authorizationヘッダの内容はこちらでした。
AWS4-HMAC-SHA256
Credential=AKIAYEXAMPLESSS/20201228/us-east-1/s3/aws4_request,
SignedHeaders=host;x-amz-content-sha256;x-amz-date,
Signature=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
公式ユーザーガイドの以下の説明に合致してました。
署名に使用したアルゴリズム (AWS4-HMAC-SHA256)
認証情報スコープ (アクセスキーIDを含む)
署名付きヘッダーの一覧
計算された署名。この署名はリクエスト情報に基づいており、AWSシークレットアクセスキーを使用して署名を生成します。署名により、AWSのIDが確認されます。
レスポンスはこちらでした。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <ListAllMyBucketsResult xmlns="http://s3.amazonaws.com/doc/2006-03-01/"> <Owner> <ID>xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/ID> <DisplayName>acountname</DisplayName> </Owner> <Buckets> <Bucket> <Name>bucketname1</Name> <CreationDate>2020-07-14T04:04:25.000Z</CreationDate> </Bucket> <Bucket> <Name>bucketname2</Name> <CreationDate>2020-11-16T04:28:44.000Z</CreationDate> </Bucket> <Bucket> <Name>bucketname3</Name> <CreationDate>2020-11-16T04:29:29.000Z</CreationDate> </Bucket> </Buckets> </ListAllMyBucketsResult> |
ではでは、2021年もよろしくお願いいたします!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
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