S3バケットポリシーでクロスアカウントのPrincipalについて確認
2021/10/15
目次
確認したこと
ドキュメントではこちらで確認しました。
AWS JSON ポリシーの要素: Principal
この内容を念のため確認しました。
S3バケットポリシーのクロスアカウントPrincipalの設定の選択肢を確認してみました。
以下3種類です。
* “AWS”: “arn:aws:iam::987654321098:user/userA”
* “AWS”: “arn:aws:iam::987654321098:root”
* “AWS”: “987654321098”
IAMユーザーのポリシー
IAMユーザーのポリシーはこちらです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Action": [ "s3:PutObject", "s3:GetObject" ], "Resource": "arn:aws:s3:::bucket/*" } ] } |
IAMユーザーのARN
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Principal": { "AWS": "arn:aws:iam::987654321098:user/userA" }, "Action": [ "s3:GetObject", "s3:PutObject" ], "Resource": "arn:aws:s3:::bucket/*" } ] } |
1 2 3 |
$ aws s3 cp test.txt s3://bucket/ upload: ./test.txt to s3://bucket/test.txt |
成功しました。
最小権限の原則に従うならこちらですね。
rootのARN
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Principal": { "AWS": "arn:aws:iam::987654321098:root" }, "Action": [ "s3:GetObject", "s3:PutObject" ], "Resource": "arn:aws:s3:::bucket/*" } ] } |
1 2 3 |
$ aws s3 cp test.txt s3://bucket/ upload: ./test.txt to s3://bucket/test.txt |
成功しました。
バケットを所有しているアカウントAが、アクセスを許可するアカウントBにどのIAMユーザーに許可するかを委任する場合に有効ですね。
- アカウントID
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Principal": { "AWS": "987654321098" }, "Action": [ "s3:GetObject", "s3:PutObject" ], "Resource": "arn:aws:s3:::bucket/*" } ] } |
こちらは”arn:aws:iam::987654321098:root”と同じなので、保存時に”arn:aws:iam::987654321098:root”に変換されました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。


開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
VyOSにSSMエージェントをインストールしました
VyOSにSSHでログインするのも面倒なので、SSMエージェントをインストールし …
-
-
AWS Lambda(Python)からZoom投票作成
以前、Zoomの投票(アンケート)をAPI経由で作成するというブログで書きました …
-
-
S3 Intelligent-Tieringで高頻度階層(FREQUENT)に戻る「アクセス」にS3 SelectとGlueクローラーが該当するのか確認してみました
ユーザーガイドのS3 Intelligent-Tiering のしくみには、「低 …
-
-
AWSアカウント ルートユーザーのMFAが使えなくなったので復旧
AWSのルートユーザーどころか、MFAが使えるログインすべてが使えなくなって焦り …
-
-
CloudWatch LogsメトリクスフィルタでNginxのaccess_logから転送バイト数をモニタリングする
ユーザーガイドのApache ログからのフィールドの抽出を見てて、これ、Ngin …
-
-
Amazon CloudWatch Anomaly Detectionをダッシュボードに設定
Amazon CloudWatch クロスリージョンクロスアカウントダッシュボー …
-
-
RDSスナップショットのS3エクスポート結果確認
RDSのスナップショットをS3へエクスポートが日本語マネジメントコンソールでもで …
-
-
AWS CloudHSMを起動してみました
なかなか触る機会のないサービス、CloudHSM。 起動してみました。 手順はユ …
-
-
S3バケットのリクエスタ支払い
S3バケットのリクエスタ支払いを試しました。 バケットの設定 検証用のS3バケッ …
-
-
CloudWatch LogsをIPv6アドレスを使用して送信する
このブログの構成からパブリックIPv4を減らすように設計変更しています。 もとも …