「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を執筆しました
2021/03/08
2021年3月6日に、「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」という本を発行いただきました。
概要、目次から、書くことになった経緯、何を思って書いたか、などなど綴りたいと思います。
目次
まえがき全文
ここから
本書はAWS認定デベロッパーアソシエイトの資格試験対策本です。
AWS認定デベロッパーアソシエイトの資格取得のために知識を増やしていただくことを目標としておりますが、その過程において、開発者が本来注力すべきであった開発により注力できるようにAWSが提供している様々なサービスに触れていただければと思いながら執筆いたしました。
「ハードウェアの管理のために開発する時間がない」
「開発環境を整えるだけでも時間がかかってしまう」
「デプロイがボトルネックになってしまってリリースサイクルが遅くなる」
など、開発の現場を阻害する要因は多くあります。
AWSのサービスをフル活用していただくことで、これらの阻害要因を取り除き、開発者が本来力を注ぎこみ、腕の見せ所となる開発で思う存分に力を発揮いただくことができると信じております。
自社のアプリケーションを開発される方も、お客様のアプリケーションの開発を担当される方にも、この「AWS 認定デベロッパーアソシエイト」は強力で有効なエビデンスとして影響し、社内外、お客様に安心して開発をご依頼いただくことができます。
私もAWS認定デベロッパーアソシエイト試験(DVA-C01)に合格しておりますので、皆さまにご安心いただければと思います。
いつも書いているエピソードで恐縮ですが、筆者は過去に「あなたのその知識は独学ですか?」と聞かれたことがあります。
知識のある人のレベルを測るためにはその人よりも高い知識レベルが必要です。
でもその知識レベルの人がいなければ誰もレベルを測ることができませんし、判断もできません。
このように課題を解決できる技術が理解されず、知らないことを理由に制約の多い従来の技術のみが採用されるような現場が少しでも減ること、そして開発エンジニアが本来行うべき課題解決やサービスの創出に注力できることを願いながら本書を書きました。
本書が、みなさまの開発現場の課題の解決のヒントになること、実現へつながることを通じて、関わる人々すべての日々の幸せへのきっかけにつながることを願っております。
本書が皆さまのお手元に届く頃には、本書掲載の手順画面が異なっている場合もあります。
AWSでは昨日まで見ている画面が、今日は違うということはよくあります。これは日々成長しているサービスの特徴ともいえます。画面が異なっていても機能に違いがあるわけではありません。新しい画面は操作性が向上されていますので、より使いやすくなっているはずです。
本書でも手順のご参考として画面を掲載しておりますが、画面や手順を細かく覚えていただく必要はありません。
それよりも触って動かして確認、を繰り返して、どんな機能があるのか、何をすれば何ができるのか、を知っていただくことを推奨いたします。
ここまで
AWS認定デベロッパーアソシエイト(DVA-C01)の対策本なのですが、せっかくなので勉強を通じてデベロッパーの皆さまが、やりたいチャレンジがすぐにできることに触れていただければと思いながら書きました。
目次
- SECTION1 AWAS認定 デベロッパーアソシエイト
- SECTION2 展開(デプロイ)
- SECTION3 セキュリティ
- SECTION4 開発
- SECTION5 リファクタリング
- SECTION6 モニタリングとトラブルシューティング
- SECTION7 本試験想定問題集
AWS認定デベロッパーアソシエイトの出題分野にあわせた構成にしました。
ですので、同じサービスが違う切り口で各SECTIONに出てくることもあります。
理由は、サービスごとの機能の丸暗記ではなく、展開、セキュリティ、開発、リファクタリング、トラブルシューティングという「課題」に対してAWSサービスをどう使うかに着眼いただきたかったからです。
AWSをソリューションと捉えて開発にどう使えるのか、その選択肢を拡げるための勉強としていただければ幸いです。
きっかけ
会社の問い合わせ窓口に出版社さんから私へのバイネームで依頼がありました。
AWS認定デベロッパーアソシエイト指定ではなく、認定本全般でした。
結果、時期がずれてまだ着手していないのですが、当時他の本の執筆のお話がありましたので、正直2冊同時並行はきついなと思い、「誰かやりませんか〜」と社内外にアナウンスしたのですが、どうも皆さまお忙しいようでした。
AWS認定対策書籍もソリューションアーキテクトアソシエイトは大量に出版されているものの、他はクラウドプラクティショナーが少しとソリューショアーキテクトプロフェッショナルが1冊、アソシエイト3種対応が1冊という状況でした。
アソシエイトの本が1冊でも2021年にはリリースされればいいなと漠然と思っていましたので、今しかないと思い2冊並行執筆の覚悟で受けることにしました。
結果的に1冊に集中できてよかったです。
これからも極力身体と時間の許す限り、ご依頼は受けていきたいと思ってますので、皆さま何卒お気軽にお声がけください。
執筆エピソード
今回からiPhone執筆もはじめました。
環境はこちらです。
AWS CodeCommitのリポジトリをiPhoneのWorkingCopyアプリから使う
このWorkingCopyというアプリがすごく便利で、マークダウンで書いてコミットできます。
移動中や外にいるときやちょっとした”間”を使って執筆を進めることができました。
そしていつものやり方ですが、こちら執筆環境(PyCharm, CodeCommit, CodePipeline, S3, Lambda, 署名付きURL)で、原稿の署名付きURL自動生成をしています。
超便利です。
執筆期間は10月~1月第2週でした。
SECTIONごとの締め切りを設定いただいたのでさぼることなく(さぼれなく)進めることができました。
お伝えしたいこと
まえがきの書いたとおりで、特に「開発者が本来注力すべきであった開発により注力できるようにAWSが提供している様々なサービスに触れていただければ」です。
Twitterのアカウントは@yamamanxです。
どんなことでもいいので、お気軽にお声がけください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
AWS Wavelengthゾーンを有効にする
画面上で確認しておきたかったので有効にしておきました。 AWS Waveleng …
-
AWS Lambda(Python)からTwitterに投稿する
「GoogleフォームからAPI Gatewayで作成したREST APIにPO …
-
Selenium, Headless ChromeとAWS Lambdaで夜な夜なスクレイピング
このようなアーキテクチャで、Alexaスキルの開発を進めていまして、元となる情報 …
-
S3 過去のオブジェクトバージョンをコピーしてロールバックしました
バージョニングを有効にしているS3バケットで、オブジェクトを以前のバージョンに戻 …
-
RDSスナップショットをS3にエクスポートする新機能を試そうかと思った
やったこと RDSスナップショットをS3にエクスポートできる、という新機能が追加 …
-
AWSのAmazon LinuxにGitマスターサーバをインストールしてRedmineリポジトリブラウザで見る
Amazon LinuxにGitをインストールする Gitをインストールして自動 …
-
AWS LambdaのSQSへの自前ポーリングをやめてSQSイベントソーストリガーに変更した
以前は、LambdaがSQSからメッセージを受信するには、キューをポーリングして …
-
AWS X-Ray SDK for PythonをOrganizations組織内にLambda Layersで共有しました
ローカルでパッケージ作成 インストールコマンドはこちらAWS X-Ray SDK …
-
EC2 Global Viewで不要なインスタンスを見つけて4つほど終了しました
EC2 Global Viewという機能がリリースされました。 EC2コンソール …
-
CloudFormation StackSetsでOrganizations組織のアカウントに一気にIAMロールを作成した
Organizationsで管理している各アカウントにIAMロールを作成したい場 …