S3 Intelligent-Tieringのオブジェクトの階層移動をCloudWatchメトリクスで確認
CloudWatchメトリクスの保存期間は現時点で15ヶ月(455日)なのでそろそろスクリーンショットを残しておきます。
このブログの画像など静的コンテンツはS3から配信しています。
WordPress(EC2)の画像のS3へのオフロードをMedia Cloudで
2022/3/2に大阪リージョンが使用可能になったので、このブログを大阪リージョンへ移行しました。
このブログをAWS大阪リージョンへ移行しました
目次
移行初日
3/2から大阪のCloudWatchメトリクスでモニタリングできます。
ライフサイクルルールでアップロードから0日でIntelligent-Tieringへ移動としています。
ですので、大阪リージョンへ全オブエジェクトをコピーしたタイミングで128KB以上のオブジェクトがすべて約1.18GBがIntelligent-Tiering高頻度アクセスティアへ保存されました。
30日後
約399MBが低頻度アクセスティアへ自動で移動しました。
Intelligent-Tieringでは30日間アクセスのなかったオブジェクトを低頻度アクセスティアに移動します。
S3 Intelligent-Tiering のしくみに記載のとおりということが確認できました。
2021/11/30Archive Instant Accessティアの発表!
re:Invent 2021でS3 Intelligent-Tieringアーカイブインスタンスアクセスティアが発表されました。
S3 Glacier Instant Retrievalという瞬時に取り出すことができるGlacierストレージクラスの発表にあわせて追加されました。
これにより、Intelligent-Tieringにアーカイブインスタンスアクセスティアが自動で適用されました。
アーカイブインスタンスアクセスティアが追加されて次の階層移動のタイミングで90日間アクセスのないオブジェクトがアーカイブインスタンスアクセスティアに移動しました。
自動でコスト最適化を実行してくれました。
2022年1月の請求書で確認
「INT」が含まれている明細がIntelligent-Tieringの明細です。
モニタリングコストが9,812.742オブジェクトで$0.02。
月の途中でアップロードしたオブジェクトは小数点になっているのでしょう。
GETリクエストは27,575回で$0.01。
下の3行にFA(高頻度アクセスティア)、IA(低頻度アクセスティア)、AIA(アーカイブインスタンスアクセスティア)のストレージ料金です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
【PR】 「AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー」という本を書きました。
【PR】 「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
【PR】 「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル」という本を書きました。

開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター3年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
RDSの拡張モニタリングを有効にしました
RDS for MySQLです。 変更メニューで、[拡張モニタリングを有効にする …
-
-
boto3(Python SDK) s3 get_object でバイト範囲を指定する
S3のGetObjectアクションでバイト範囲を指定することができます。 それに …
-
-
Microsoft TeamsのIncoming Webhooksを使ってAWS Lambda(Python)からFeedlyの記事を自動投稿する
Microsoft Teamsの検証を始めましたので、Slackで自動化している …
-
-
CloudFormationスタックポリシーでスタック更新を防止する
CloudFormationのスタックにスタックポリシーを設定することによって、 …
-
-
kintoneでEveryoneに権限が設定されているアプリをAWS Lambdaで一括チェックする
こないだ、kintone Cafeでユーザーが自由に作成している環境だと、どんな …
-
-
ヤマムギ vol.10 (AWS)EC2モニタリングハンズオン 手順
このブログは2020/5/6に開催しました、「ヤマムギ vol.10 (AWS) …
-
-
Developers Summit 2018 「AWSのフルマネージドな環境でCI/CDをやってみよう!AWS Cloud9からAWS Fargateへの継続的デプロイをご紹介」を聞きました
※写真は展示のAmazon Echoです。 以下は、思ったことや気になったことを …
-
-
ALBのヘルスチェックでPHPとMySQL接続をチェック
当ブログで504エラーが発生して、オートスケーリングにより自動でインスタンスが置 …
-
-
ブラウザからJavaScript SDKを使ってAmazon S3 への写真のアップロードチュートリアルをやってみました
ブラウザから Amazon S3 への写真のアップロードをやってみました。 HT …
-
-
AWSアカウントのルートユーザーのセキュリティ認証情報
アカウント作成時にはMFA設定するためにIAMダッシュボードからアクセスするので …