このブログをAWS大阪リージョンへ移行しました
目次
大阪リージョン爆誕!!
朝起きて寝ぼけながらリージョンを見てると。
「大阪リージョン?」
「デフォルトで有効?」
祝!AWS大阪リージョン! pic.twitter.com/LMVmMjaI0X
— 山下 光洋inポケットスタディAWS認定 デベロッパー アソシエイト3/9リリース間近 (@yamamanx) March 1, 2021
ってことで大阪リージョンがローカルリージョンからレギュラーリージョンへとリリースされていました。
お昼ぐらいに公式情報も出てきました。
AWS、国内 2 拠点目となるリージョンを開設
移行対象のブログ
このブログの構成です。
東京リージョンで、RDS、EC2 AutoScaling、ALB、VPC、WAF、S3、CloudWatch、SystemsManager、SNSを使用しています。
諸々を移行しました。
S3の移行
新たに大阪リージョンにバケットを作成して、s3 syncコマンドで移行しました。
移行後は東京リージョンをレプリケーション先にして、災害対策としています。
SyncコマンドはEC2から実行しました。
1 2 |
aws s3 sync s3://source s3://target |
1 2 3 |
aws s3 ls --recursive s3://source --summarize > source.txt aws s3 ls --recursive s3://target --summarize > target.txt |
件数とサイズを確認したところ、多少ずれがあったのでオブジェクト名だけ出力してdiffで確認しました。
1 2 3 |
aws s3 ls s3://source --recursive | awk '{print $4}' > source.txt aws s3 ls s3://target --recursive | awk '{print $4}' > target.txt |
影響なさそうなオブエジェクトだけでしたので、問題なしとしました。
MediaCloudで対象バケットを指定変更。
大阪はLocal表記でしたが大丈夫でした。
EC2, RDSの移行
VPCでサブネットを作成するときにAZが3つあったので、全部含めたVPCにしました。
AMIを大阪リージョンへコピーしました。
RDSはスナップショットを取得して大阪リージョンへコピーしました。
それぞれ、復元して起動テンプレートやALBなど必要なリソースを構築です。
Auto Scalingでスポットインスタンスを使ってるのですが、最初「MaxSpotInstanceCountExceeded – Max spot instance count exceeded. Launching EC2 instance failed.」になって、直後にメールで「You recently requested an AWS Service that required additional validation. Your request has now been validated for AWS Asia Pacific (Osaka-Local) region(s)」ってメッセージが来てそのあとは起動に成功しました。
現時点で大阪リージョンでできなかったこと。
- WAFがなかったのでALBには設定していません。
- インスタンスファミリー t3aが使えなかったのでt3のみで構成しています。
- S3 Transfer Accelerationは未サポートだったのでCloudMediaで設定変更しました。
- セッションマネージャはSystemsManagerコンソールから使いました。
リリース
CloudFrontでオリジンを追加して、Behaviorで切り替えてリリース完了です。
いやあ、このブログのEC2やRDSが関西のどこかにあるAWSのデータセンターで稼働していると思うと興奮しますね。
24時間ほど様子を見て問題なければ、東京リージョンの移行元リソースを削除します。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
【PR】 「AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー」という本を書きました。
【PR】 「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
【PR】 「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル」という本を書きました。

開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター3年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
Azure AD SSOからAWS SSOに統合するための提供情報
Azure AD SSO担当者に送る情報をこちらの記事を見て確認しました。 チュ …
-
-
AWS Service Catalogチュートリアル
AWS Service Catalog 開始方法のチュートリアルにそってみました …
-
-
AWS Organizations SCPがリソースベースのポリシーには影響しないことを確認
AWS Organizations SCPで許可ポリシーの設定をし継承の関係を確 …
-
-
AWS Control TowerにOUを追加する
AWS Control TowerにOUを追加する 管理アカウントでAWS Co …
-
-
AWS Glueチュートリアル
AWS Glueのマネジメントコンソールの左ペインの一番下にチュートリアルがあり …
-
-
Amazon Cognito User Poolsのデモをしてみました
AWS Summit 2016 Tokyoのアップデートおっかけ会をJAWS-U …
-
-
Amazon Pinpoint Workshopの1(Eメール)
Amazon Pinpoint Workshop ここ数年、AWS re:Inv …
-
-
EC2 VyOSで/etc/resolv.confを設定しました
EC2でVyOSを起動してSSHで接続して確認していたところ、どうもVyOSから …
-
-
AWS Organizations組織でCompute Optimizerを有効にしました
OrganizationsでCompute Optimizerの信頼されたアクセ …
-
-
ACM(AWS Certificate Manager)の承認メールを受け取るためにAmazon SESを設定する
何のためでもいいのですが、ドメインは持っているけど、そのドメイン宛にメールを送ら …