ヤマムギ

growing hard days.

*

Route 53サブドメインホストゾーンを作成したら、元のホストゾーンにNSレコードを作成する自動化

   

ハンズオン環境でRoute 53のホストゾーンを触ってほしい際に、サブドメインを設定する場合があります。
複数アカウントでセットアップを自動化したかったので、構築しました。

動作

元のドメインがexample.comだとします。
サブドメインの123はアカウントIDを想定しています。

  1. アカウントBでRoute 53に123.example.comホストゾーンが作成される
  2. EventBridgeがイベントを検知してLambda関数を実行
  3. Lambda関数がアカウントAのDynamoDBテーブルにレコードを追加
  4. DynamoDBストリームがアカウントAのLambda関数をトリガー
  5. アカウントAのLambda関数がexample.comのホストゾーンにNSレコード123.example.comを作成

これで、アカウントBのRoute 53で、www.123.example.comなどを作成して、レコードセット設定のハンズオンができます。

GitHub

CloudFormationテンプレートはGitHubにあります。
Lambdaのコードもテンプレートにインラインにしています。

https://github.com/yamamanx/route53-creatensrecord

EventBridgeのルール

対象アカウントが限定的なので、ホストゾーンの作成、削除はすべて対応としています。

ターゲットはLambda関数です。
Lambda関数では、クロスアカウントのDynamoDBテーブルにPutItemするので、boto3で指定しているテーブル名はARNにしています。
CreateHostedZoneの際はoperation=”create”、DeleteHostedZoneの際はoperation=”delete”でPutItemのみ許可されるようにしています。
Lambda関数はCloudFormationテンプレートにあります。

DynamoDBのリソースベースポリシー

昨年DynamoDBにリソースベースのポリシーが追加されましたので、それを利用しています。
ハンズオン用のアカウントBは元のドメインを管理しているアカウントAとは同じOrganizations組織にあります。

そこで次のようなポリシーにしました。
PutItemのみを組織内のアカウントで許可されたプリンシパルから受け付けます。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS , ,

ad

ad

  関連記事

EC2 Linux ユーザーデータ実行ユーザーとカレントディレクトリの確認

きっと、rootなんだろうなあと認識してたのですが、自分の目で確認したことはなか …

「Fin-JAWS 第14回 Fin人類育成計画」で話させていただきました!

「Fin-JAWS 第14回 Fin人類育成計画」で話させていただきました。 久 …

スポットインスタンスの削減額情報を見ました

なんだこれ?と思って、検索してみたら、2018年11月からあったのですね。 Am …

AWS Transit GatewayのVPCアタッチメント

構成 これぐらいの構成なら、VPCピアリングでいいのですが、Transit Ga …

Amazon Elasticsearch ServiceにMySQLのデータを投入してkibanaで可視化してみる

MySQLのデータの可視化にAmazon Elasticsearch Servi …

「AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー」の出版が確定したのでAmazon著者セントラルに登録した

初の執筆本、「AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー」の出版が確 …

AWS VPC ネットワークACLでHTTP(80)のみ許可する

ユーザーガイドのカスタムネットワーク ACLのうち、HTTP(80)を許可する設 …

AWS 認定クラウドプラクティショナーのサンプル問題

AWS認定クラウドプラクティショナのサンプル問題2018年9月25日現在で、英語 …

slackのbotにWikipediaを調べてもらう(Python on AWS Lambda + API Gateway)

slackのbotに少しでも役に立ってもらおうと、Wikipediaを調べてもら …

ECR(Amazon Elastic Container Registry)にコンテナイメージをアップロードする

「Pandocサーバーのコンテナイメージを作成する」で作成したイメージをAWS …