S3バケットポリシーですべてDenyにしてしまったらルートユーザーの出番
特定のConditionsを指定して、それ以外はすべて拒否するS3バケットポリシーを設定することがあります。
Conditions条件を間違えてしまい、S3のバケットポリシー編集削除を含むすべてのアクションを、誰もできない状態になった場合、ルートユーザーによりバケットポリシーを編集して復旧できます。
という話を聞いたことがあるなと思ったので一応動作を確認してみました。
目次
S3バケットポリシーですべてDeny
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Deny", "Principal": "*", "Action": "S3:*", "Resource": [ "arn:aws:s3:::bucketname", "arn:aws:s3:::bucketname/*" ] } ] } |
バケットポリシーで、すべてDenyのポリシーを設定しました。
バケットポリシーの編集も含めてすべての操作ができなくなりました。
ルートユーザーで確認
ルートユーザーでサインインして確認しました。
他の操作は拒否されますが、バケットポリシーだけ編集可能でした。
ルートユーザーの出番が確認できました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第2版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
Mountpoint for Amazon S3を試しました
このブログでは、画像などの配信にS3を使用しています。 WordPressのプラ …
-
AWS Summit 2016 Tokyoに参加してきました (Day2)
馬込は非常に良い天気です。 泊まっている部屋が2Fでしたので窓を明けると歩いてい …
-
AWS Summit Tokyo 2017 Day3 開場~基調講演~Dev Day Night
AWS Summit Tokyo 2017 参加2日目のDay3です。 基調講演 …
-
試したい事があるのでAWS でとりあえずAmazon Linuxのサーバを作る
1年間の無料キャンペーン期間中に検証する とある勉強会でせっかくAWSのアカウン …
-
AWS Organizationsで組織全体のAWS CloudTrailを有効にしました
Organizationsのサービスメニューから、CloudTrailを選択して …
-
ヤマムギ vol.8 (AWS)EC2でLinuxサーバー構築ハンズオン 手順
ヤマムギとは from Mitsuhiro Yamashita 「AWSではじめ …
-
EC2ユーザーデータからメタデータを取得してRocket.Chatで80ポートを使用する
Rocket.Chatのデフォルトポート番号は3000です。 80を使うようにす …
-
AWS Certificate Manager証明書とAmazon Route 53でAmazon API GatewayのAPIのカスタムドメイン名前解決する
AWS Certificate ManagerとAmazon Route 53と …
-
RDS自動バックアップの自動クロスリージョンコピー
このブログのRDS for MySQLはAWS Backupで大阪リージョンから …
-
S3バケットにWebフォントをアップロードしてCORSを設定する
Webフォントファイルは、モジワク研究さんのマメロンを使用させていただきました。 …