ヤマムギ

growing hard days.

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Developers Summit 2024「事業で成果を出すCTOたち」を見ました

   

Developers Summit 2024に参加しました。
大阪から朝早くの新幹線に飛び乗って、なんとか朝一番の予約セッションに間にあいました。

事業で成果を出すCTOたち

モデレーター: PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー 蜂須賀 大貴さん
パネラー:
株式会社BuySell Technologies 取締役CTO 今村 雅幸さん
キャディ株式会社 取締役CTO 小橋 昭文さん
エムスリー株式会社 取締役CTO/VPoP 山崎 聡さん

技術的な意思決定をどうすすめている?

「レガシーな環境は最新のものに変えるし、外製だったら内製に変える。
エンジニアが介在したら事業のためのIT環境をよくできる。
これを変えなくていいという会社はそれなりの事業の状況になっている。」

事業に対して最適な決定をしているけど、レガシー、外製がそのままでいいケースは少ないということですね。

「現場の生産性を最大化する技術を選んでもらう。
事業が最大化するためには細かい部分を現場に選んでもらう。
現場がそれぞれ決めにくいもの、全社的なものなどをCTOとして選択する。」

現場がやりやすい技術を現場に技術選定を任せて、マイクロマネジメントにしないのはそのほうがいいですね。

「民主主義的な合意が必要なときにまとめることはやる。
短期的な意思決定は現場に任せるけど長期的な意思決定はCTOの仕事。」

事業の成長を見据えて組織全体の長期的な意思決定をされている。
そして、個別最適化ができるように組織を運用されている。
個別最適化、必要ですよね。
ただし各チームが最適化したものが繋がるように全体的に決定していく必要はありますね。

「意思は伝え続ける。
一回言って周知したと思ってたらそうでもない。」

これも大切ですよね。
繰り返し発信してもらったほうが、一緒に働くエンジニアや各現場も安心できるんじゃないでしょうか。

CTOの最もハードな仕事は?

「ビルを建てることが目的ではなく、そのビルを使って収益を上げること。
でも一般的なエンジニアリングでは、建てることだけが仕事になってしまって収益を上げることまで考えない。
だから、経営層は作るだけなら外製でいいんじゃないかとなってしまう。
その結果、収益が上がるものが作れない。
収益を上げるエンジニアリングができることを、エンジニアも経営層も知らないといけない。
これを浸透するのがハードな仕事。」

目的と手段を見失わない。
そもそも収益のためのシステムと考えられてないケースも多くあると思います。
効率改善やコスト最適化のためにだけ考えてるケース。
そもそも自動化しないと事業がスケールしないこと、これ以上の成長が望みにくいことに目を向けられていないケースはありますね。
だから作って終わりを目指してしまう。
これを理解してもらうために、発信し続ける、説得し続ける、時には対立もある。
本当にたしかにハードですね。
でも一番やらないといけないことですね。

「分業が強くなりがち。
文系理系という言葉は絶対に使わない。だって関係ないから。
ハイリスクかもだけど将来が開ける意思決定に行こう。
こんなにあるポテンシャルを眠らせるのか、茨の道に踏み込むか、この意思決定がハードです。」

不安だしたしかにハードですね。
昔、提案したプラットフォームからすべてひっくり返す判断を提案したときは、不安だし、もうやめておこうかなとも思いましたが、行きました。
結果、辛かったし失敗もあったけどやって良かった。

「プロダクトを作る手間が削減されてきている。
この流れは加速されていく。
エンジニアの価値を言語化して事業インパクトを出す成果を生まなければならない。
その仕組作りを短期、中長期でやっていかなければならない。
これが今すごく難しいと感じている。
経営層とコミュニケーションを取るときに唯一信頼できるのは数字。
うやむやにせずにKPI/ROIなどを示して判断テーブルに持っていく。
簡単に出せるものではないかもしれないが、エンジニア自身が自分たちの価値を可視化していく。」

やったことで変わった数値変わる数値の見える化はできるところはやってました。
もう一つはやる内容なった内容を外製したらいくらか?というのも見える化してました。

いくら稼いだら一人前の技術組織?

「ゼロです。
継続的なGrowthが必要。
一発的に利益を出すのではなく、継続する。
利益成長の加速度の安定性が必要。
なのでゼロ。」

スポット的な数値ではなく、継続的に成長していくことが重要。

持続的に100億利益を出すためには

「まずはエムスリーのブログやXを見てください。
DMもらえれば質問にも答えます。」

見ます!

「人や時間の配分が大事。」

シンプルですけどほんとそうですね。
適材適所と時間の配分。
自己選択なやりたい仕事で責任を果たしながら、人も組織も成長できるといいですね。

「やってみたことを発信し続ける。」

自分たちの取り組みだけではなく、他の組織の取り組みもお互いが発信し続ける。
それにより、社会全体がより成果を出しやすくなっていく。
今後もより良い方向にエンジニアリングの変化は加速していくけど、そこで誤った意思決定をしないために、アウトプットを継続していく。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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