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AWS Application Discovery Serviceのエージェントを実行

      2021/09/02

本来はオンプレミスのサーバーにエージェントをインストールして、自動でアプリケーション情報などを生成して、移行の計画に役立てるAWS Application Discovery Serviceですが、試したかっただけなので、EC2で実行してみました。

当ブログを起動中のEC2インスタンスで試してみました。

どのEC2インスタンスにセットアップしたかわからなくなったら困るのでタグ付けしておきました。
対象のEC2インスタンスはAmazon Linux2です。

参照したユーザーガイドはLinux にエージェントをインストールするです。

IAMポリシー

専用のIAMユーザーを作成して、IAM管理ポリシーAWSApplicationDiscoveryAgentAccessをアタッチしました。
アクセスキーIDをシークレットアクセスキーを発行しておきました。
オンプレミスのサーバーで起動させる前提です。

AWS Application Discovery Serviceエージェントのインストール

エージェントのアーカイブファイルをダウンロードしました。

署名ファイルをダウンロードして、インストールパッケージの暗号署名の確認をしました。
Good signatureとなっているので正しい署名が確認できました。
これが不正な場合はBad signatureになります。

展開しました。

展開後のディレクトリ内はこのようになっていました。

IAMユーザーのアクセスキーとシークレットアクセスキーをセットして実行しました。

うまくいったみたいです。

エージェントの実行を確認しました。

ログを見てみます。

ホームリージョンじゃないとかそんなエラーが出力されています。

ひとまずエージェントを停止しました。

ちょっと調べてみるとAWS Migration Hubにホームリージョンという設定があるようなので設定してみます。

AWS Migration Hubのホームリージョンを確認

まず、東京リージョンのAWS Migration Hubにアクセスしました。

[設定]メニューにありました。

AWS Application Discovery Serviceエージェントの再実行

停止していたエージェントを開始しました。

ログを見てみます。

成功したようです。

AWS Migration Hubコンソールで確認する

Data Collectorのエージェントに登録されています。
ここでエージェントの状態を確認できますね。

[データ収集を開始]ボタンを押下しておきました。

アプリケーションで”WordPress”というのを作成して、検出されたサーバーを選択しました。

[Athenaでのデータ探索]を有効にしてみました。

データ収集結果を確認

サーバーの詳細です。

パフォーマンス情報です。

ネットワークもアウトバウンド送信先が自動で検出されています。

(おまけ)エージェントの設定ファイル

/etc/opt/aws/discovery/config


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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