「Serverless Days Tokyo 2023 Beyond the Server: Creating TiDB for Developer」を見ました
2023/9/23にServerless Days Tokyo 2023に参加しました。
思ったことやメモを書いてます。
目次
TiDB
タイディービーと読むんですね。
TiDBはOSSの分散型データベース。
MySQL互換。
TiDBをなぜやろうと思ったのか
すべての開発者に分散型データベースを無償提供することは可能か?
世界中の開発者人数はだいたい2700万人。
モノリシックアーキテクチャで考えると、4つのt2.nanoとELBを2700万人に割り当てると年間5000億円ぐらいかかる。
ストレージ、ネットワークの料金も入れるともっとかかる。
なのでサーバーレスアーキテクチャで考え始めた。
データストレージはS3でマルチテナントにして、コンピュートノードと分けた。必要なインスタンスはスポットインスタンスにできるとすれば350億円ぐらいにできる。
コンピュートノードをユーザークエリなどの軽い処理とインデックス再作成などの重い処理に分けた。軽い処理のCPU効率が高まってコストがさらに下がってパフォーマンスもあがった。
1データベースあたりの年間コストが$3.7にできそうになった。
現実的になってきた。
TiDB Serverless
軽いユーザー向けのコンピューティングノードとストレージキャッシュ、ストレージはS3、バックエンドの重い処理はマイクロサービスでオフロード。
TiDBを使ったアプリケーションとして、OSSInsight.ioを運用している。
GitHubのイベントを全部拾って分析しているサービス。
GitHubの全イベントとデータをTiDBに格納している。
OpenAI APIを使って、自然言語からSQLクエリーが実行されて最適なグラフで表示してくれる。
データは12TBで6億行ある。
Developer Resources
CLI、IDE、Zapier連携、などなど用意されている。
Serverless Driver for Edge Computingが新たにリリースされた。
エッジアプリケーションから直接TiDBを使用できるようになった。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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