AWS CLIを使用したIAMロールの引き受けコマンドのメモ
よく忘れて調べるのでメモです。
公式のこちらAWS CLI を使用して IAM ロールを引き受ける方法を教えてください。では、AWS_ACCESS_KEY_ID AWS_SECRET_ACCESS_KEY AWS_SESSION_TOKENの値の設定方法についての記載がないので、jqコマンドで抜き出す方法を記録しておきます。
-r オプションはjqコマンドの戻り値からダブルクォーテーションを省いています。
目次
IAMロールから認証情報を発行して環境変数に設定
アカウントID123456789012とrole-nameはそれぞれ置き換えて、session-nameは任意の値に変更してください。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
role_credentials=$(aws sts assume-role \ --role-arn "arn:aws:iam::123456789012:role/role-name" \ --role-session-name session-name) export AWS_ACCESS_KEY_ID=$(echo $role_credentials | \ jq -r '.Credentials.AccessKeyId') export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=$(echo $role_credentials | \ jq -r '.Credentials.SecretAccessKey') export AWS_SESSION_TOKEN=$(echo $role_credentials | \ jq -r '.Credentials.SessionToken') aws sts get-caller-identity |
sts get-caller-identityの出力は次のようになり、IAMロールを引き受けたことがわかります。
|
1 2 3 4 5 6 |
{ "UserId": "AWSACCESS_KEYID:session-name", "Account": "123456789012", "Arn": "arn:aws:sts::123456789012:assumed-role/role-name/session-name" } |
環境変数の削除
|
1 2 3 |
unset AWS_ACCESS_KEY_ID AWS_SECRET_ACCESS_KEY AWS_SESSION_TOKEN aws sts get-caller-identity |
sts get-caller-identityの出力が元のユーザーになっていることが確認できます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
JAWS-UG Osaka 第14回勉強会 「DIY」 〜自社内システムを作る側からの物申す〜に参加、運営、登壇しました
先日、JAWS-UG Osaka 第14回勉強会 「DIY」 〜自社内システムを …
-
-
Amazon Glacierのプロビジョニングされた迅速取り出し容量をなぜか購入しました
過去1年ぐらいのAWSコストをCost Explorerで見てまして、10/10 …
-
-
AWS コスト最適化ハブを有効にしました
新しいコスト最適化ハブは、推奨アクションを一元化してコストを節約します 2023 …
-
-
AWS Lambda KMSを使って環境変数を暗号化、復号化する(Python)
Lambda内で外部APIを使用する場合などをユースケースとして、環境変数をKM …
-
-
AWS OrganizationsでAWSアカウントを25作りたいのでPythonで作った
AWSアカウントを25作る必要があったので、Lambda Python 3.7で …
-
-
YouTubeチャンネル「ヤマムギ」をはじめました
YouTubeチャンネル「ヤマムギ」をはじめました。 2021年GWチャレンジと …
-
-
CloudFormation Lambda-backedカスタムリソースチュートリアルをやりました
チュートリアル: Amazon マシンイメージ ID を参照するの手順に従ってや …
-
-
EC2 Instance Connect向けのセキュリティグループのソースにプレフィックスリストを
EC2 Instance Connect、便利ですね。 キーペア不要で、EC2イ …
-
-
AWS Cloud9でJavaサンプルを実行する
リモートで共有開発ができるCloud9便利ですね。 Cloud9でJavaのサン …
-
-
AWS Summit 2017 Tokyo Day2 開場~基調講演
昨年に引き続き今年もAWS Summit Tokyoへ行ってきました。 朝一の新 …
