AWS Summit Tokyo 2017 Day3 開場~基調講演~Dev Day Night
2017/10/19
AWS Summit Tokyo 2017 参加2日目のDay3です。
基調講演を待っている間、DJタイムです。
目次
AWS Summit Tokyo 2017 Day3 基調講演
ホストはAmazon.com CTOのWernerさんでした。
昨日に引き続き「スタートアップ企業の支援強化」を強調されていました。
AWSのベストプラクティスを用いて構築しているからスタートアップでも実現できている
お一人目のゲストスピーカーは株式会社ソラコム 最高技術責任者の安川さんでした。
* デバイスをクラウドに直接接続する
* AWS上に3G/LTEコアネットワークを構築
* 必要に応じてクラウドからインターネットに接続する
* AWSのベストプラクティスを用いて構築しているからスタートアップでも実現できている
* マイクロサービス群がAPIを通して結合するアーキテクチャ
* データベースはDynamoDB
* 疎結合化と非同期化
* 世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ
JAWS DAYS以来、IoTから離れてたのでそろそろやんなきゃなと思いました。
常に過ちは起きるもの
ホストのWernerさんに戻ります。
このコマで仰ってたことで印象に残ったのは、
「とにかく早く、超音速でリアルタイムに」
「常に過ちは起きるもの」
でした。
社内で使って便利なものを社外にも使ってもらう
お二人目のゲストスピーカーは東日本電信電話株式会社の中村さんでした。
- CloudGateway (Network as Code)
- AWSメリットはコスト、スピード、アジリティ
- コスト 機能と価格のバランス
- スピード タイムリーな市場投入
- アジリティ 変化に柔軟に対応
スピードはみなさん仰るように、ただ早いだけではなくて、「リアルタイム」、「タイムリー」といったキーワードとともに実現されるから意味があるんだなと思いました。
10倍高速
ホストのWernerさんに戻ります。
- サーバーレス プロビジョニング、管理は不要、使った時だけ課金
- Lambda , Step Function , DynamoDB
- X-Ray 分散アプリケーションの分析とデバッグ
- Amazon DynamoDB Accelerator(DAX) :10倍高速
エンタテイメント・オートメーション
3人目のゲストスピーカーはソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社の川西さんでした。
- IoT取り組み(Design,Device,Network&Cloud,AI,System Integration)
- スマートホームサービス
- 見守り(ドアのセンサータグ)
- コミュニケーション(LEDに人感センサー、マイク、スピーカー)
デバイスはサーバを必要としない
ホストのWernerさんに戻ります。
- Device Gateway , Device SDK , Device Shadow , Rules Engine
- AWS Greengrass : Device上でプログラムを動かす
- Amazon Aurora : MySQLのパフォーマンスを最大5倍に改善
- Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディション
出来るかどうかではなく、やるかやらないか
4人目のゲストスピーカーはグリー株式会社の藤本さんでした。
- 4年間業績が下降し様々なことを試して回復した
- 数千台のサーバをAWSに移行(およそ1年)
- Direct Connect によりL3接続、レプリケーション
- あらゆるサービスは減衰する可能性がある
- 評価は未来を正しく予測することなので大変むずかしい
- 速さは裏切らない、速くて困ることはほとんどない
ぐさりぐさりと言葉が胸に突き刺さりまくりでした。
企業の差別化の大きな要素はどんなデータを持っているか、どんな分析を行うか
最後にホストのWernerさんに戻ります。
- 同じ機能が使えるようになった今、企業の差別化の大きな要素はどんなデータを持っているか、どんな分析を行うか
- Athena : 標準SQLでS3のデータのクエリを発行
- Amazon EMR : Elastic Map Reduce
- Amazon Redshift : 複雑なクエリの実行、超高速、ペタバイト規模のDWH
- Redshift Spectrum : S3のデータに対してRedshiftクエリを実行
- 例えばHiveだと5年かかる処理がSpectrumだと155秒、数百億ドルのコスト削減
- 予測 : Amazon Machine Learning , Deep learning AMI and Template
- 画像認識 : Amazon Recognition
- C-SPAN の例、政治家を自動で映像にタグ付け
- 画像が不適切かどうかを自動的にスコアリング
- 話す : Amazon Polly 47種類、24ヶ国の音声でtext to speech , speech mark(avatarに話させる)
- 聞く : Amazon Lex 自動音声認識と自然言語理解
- 企業が生き残るための鍵はデジタルトランスフォーメーション
キーノートの後は、お弁当です。
今回は3日間ともごちそうになりました。
ありがとうございました。
Dev Day Night
3日目の夜はDev Day Nightに行きました。
落語を見たり、ビンゴ大会をしたり、とにかく呑んでました。
そして品川の夜は更けていきます。。。。。。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
Microsoft TeamsのOutgoing Webhooksを使ってAWS Lambda(Python), Amazon API Gatewayとbot
Microsoft Teamsの検証その2、Slackで実装しているbotも対応 …
-
EC2 Ubuntu DesktopにRDP
Ubuntu Desktopが必要になりましたので、こちらのAWS EC2でデス …
-
AWS Organizationsからメンバーアカウントを直接「閉じる」ことができるようになりました
これまでは、メンバーアカウントはOrganizations組織から「除外」して独 …
-
Pepperで撮影した写真をAmazon Rekognitionで分析してその結果をPepperがしゃべる ~(1)AWS編~
Pepperの機能を使えるところは使って、何かしたいなあと思ってまして。 目(カ …
-
Cloud9のデフォルト設定での権限確認(AWS managed temporary credentials)
Cloud9の環境を作成した際のデフォルトアクセス権限は、環境を作成したIAMユ …
-
Backlogの実績工数をAmazon QuickSightでの可視化 – 仕組み編
Backlogの実績工数をAmazon QuickSightで可視化してわかった …
-
re:Invent 徒歩記(シアトルも)
このブログは、AWS re:invent 2018 Advent Calenda …
-
CloudTrailのログファイルの整合性検証をAWS CLIで実行しました
CloudTrailのログファイルの検証を「有効」にしました。 上記のようなCl …
-
JAWS-UG Osaka 第15回勉強会 AWS Summit Tokyo 2016 アップデート追っかけ会
「JAWS-UG Osaka 第15回勉強会 AWS Summit Tokyo …
-
Systems Manager デフォルトのホスト管理設定(Default Host Management Configuration)を確認しました
2023/2/17のアップデートAWS Systems Manager をアカウ …