AWS Summit 2016 Tokyoに参加してきました (Day2)
馬込は非常に良い天気です。
泊まっている部屋が2Fでしたので窓を明けると歩いている人から丸見えというのがなんとも隠れ家っぽくて素敵でした。
AWS Summit 2016 Tokyo Day2にて、セッション聴講、ブース展示拝見、JAWS-UG(Japan AWS ユーザーグループ)ブースの手伝い、パネルディスカッションでパネラー登壇、夜な夜な懇親会などなど参加してまいりました。
目次
AWS Summit Day2 General Conference キーノート
キーノートでJAWS-UG Nightが紹介されています。
なんだか嬉しいです。
有名なジェフ・ベゾス氏が創業前に紙ナプキンに描いたビジネスモデルの図ですね。
「コストを抑えてアイデアを具現化する事で出来なかった事が出来るようになる」
「アイデアの具現化」を「コストを抑えて」実現出来る環境が提供されるという事がポイントだと思います。
オンプレミスによる経営に影響を与える予算の中ではアイデアの具現化に時間がかかりすぎる、というか具現化していないアイデアに机上の計画だけでそこそこの額を投資するという大きなリスクがあるからほとんどやらない、というのが従来の状態ではないでしょうか。
GEOさん、日本電算さん、freeeさんが事例として登壇。
共通しているのはAWSをフル活用して内製でビジネスを牽引しているという事。
「流行りもの」という単語もありましたが、要は「新しく世の中に認められているもの」をどんどん使っていくべきかと思います。
なぜなら多くの課題がありそれを改善したものが世の中に受け入れられて「流行りもの」となっているからです。
そして出来れば「安く」「早く」作りたい、きっとこの考え方は当たり前なはず。
誰も「高く」「遅く」作りたいとは思わないはず。
AWS Summit Day2 General Conference セッション
10年オンプレで運用した mixi を AWS に移行した 10 の理由
「サーバ構成は変えずに移行」、「データベースはいったんオンプレに残した」
など具体的な移行プロセスについて実際にやった事を話されてました。
サービスのダウンタイムなしに移行する事の大変さが分かります。
画像100億って多いな〜って思いながらもそこに自分の画像もあるんだろうな〜って思ったり。
結果としてはRoute53で期待通りのトラフィック制御や費用対効果を意識したサービス設計、物理的なハードウェア管理からの解放が得られたとの事でした。
レコチョク全システム AWS 移行完了
なぜ全面移行が必要かのところで、全面移行した後のあるべき姿に向かうため、だと思うのですが、
それを「AWSがあるからあるべき姿を考えられた」と言い切っておられた。
ということは本来のビジネス環境にあわせた最適環境がAWSでないと得られなかったという事かなと思いました。
アカウントをシステム単位で分けてコストをわかりやすくしたという点がなるほどと思いました。
提供サービスごとで使うAWSサービスを明確にわけられるのであればその方が社内でも分かりやすい。
移行を進めていくなかで、より良いサービスが出てくるかもしれないに対しては「待たずに今ある手段でやる」と仰ってました。
これを待っているといつまでたっても進まないんですよね。
AWSに限らずより良いサービスってどんどん出てくると思いますので。
大切な事はそれに追いついてなるべく最新のより良いサービスを選択し続ける事なんじゃないかと思います。
パネリストさせていただきました「AWS 初心者が絶対に通る道~そして伝説へ~」
いやいや〜、パネラーさせていただきました。
スピーカーバッジ
なんと各セッションのリザーブ席座りたい放題です。
(いろいろあって座ってませんが)
スピーカー弁当
なんとトンカツ弁当です。縁起物です。
(いろいろあって食べてませんが)
そして私の場合大阪からなので往復新幹線までご手配いただきました。
おかげさまでNo稟議で来られました。
本当にあるのですか、って思って一応見に行ったら、ちゃんと書いてました。
なので出番待ちの間、みんな緊張の面持ちです。
いよいよです。
内容はまたスライドとか動画とかが公開されると思うのでその際はリンクとか貼ります。
言いたかった事は、
お客様に必要とされる企業になるために、より良いサービスやアイデアを提供するためAWSが適していて、そのスピードをあげるためにクラウドネイティブな選択や内製開発をしなければならないし、自分達の手や能力が足らない部分をパートナーベンダー様に補っていただかなければ。
そうする事によって、関わる人全てに価値が生まれるシステム開発が出来ると思っている。
という事なのですが、ほとんど言えなかったような。
まあいいすか。
AWS Summit Day2を終えて
ブース展示をめぐって製品説明を受けたりお勉強です。
ブース展示をめぐってサービス説明を聞いたりお勉強です。
展示会場でラウンジパーティーです。
そしてまた前日と同じくフライデイズ からの おくまん(居酒屋)です。
帰りは駅までまっすぐ突っ切ろうとして全然知らない道でしたが、GoogleMapがあるので平気です。
文明です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
ヤマムギvol.21 AWSのAPIリクエストに署名を追加するデモをしました
ゴールデンウィーク10日連続朝30分のデモチャレンジもいよいよ9日目です。 平日 …
-
AWS Secrets Manager交代ユーザーローテーション
AWS Secrets Managerの交代ユーザーローテーションを確認してみま …
-
Developers Summit 2024「マーケットインアプローチで挑む新規プロダクトの立ち上げ」を見ました
株式会社ベリサーブ 研究企画開発部 サービス開発課 田中 志弥さん ソフトウェア …
-
「Meguro.dev #1 」でモブプログラミングを体験してみました
「AWSの各サービスを道具としてアプリケーション開発を行うデベロッパーのための新 …
-
Developers Summit 2024「AI時代のソフトウェアテストの現在と未来」を見ました
Launchable, Inc. Co-CEO 川口 耕介さん 和田 卓人 さん …
-
AWS Systems Manager AutomationでEC2の自動停止
Systems Manager Automationがない時代に、Lambdaを …
-
Cloud9でAWS CDK環境
最初ローカルに作ろうと思ったのですが、環境依存がというか、Macbookの環境で …
-
AWS EC2 Amazon Linuxにmauticをインストールする(Sendgrid, Nginx, MySQL on RDS)
mauticをAmazon LinuxとNginx,MySQL on RDSにイ …
-
AWS Lambda(Python)からTwitterに投稿する
「GoogleフォームからAPI Gatewayで作成したREST APIにPO …
-
AWSのAmazon LinuxにGitマスターサーバをインストールしてRedmineリポジトリブラウザで見る
Amazon LinuxにGitをインストールする Gitをインストールして自動 …