ヤマムギ

growing hard days.

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AWS Summit 2016 Tokyoに参加してきました (前日 ~ Day1)

   


AWS Summit 2016 Tokyoにて、セッション聴講、ブース展示拝見、JAWS-UG(Japan AWS ユーザーグループ)ブースの手伝い、パネルディスカッションでパネラー登壇、夜な夜な懇親会参加してまいりました。

前日

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東京本社での業務終了後、虎ノ門ヒルズへ。
アイレット様ミーティングルームにて、パネルディスカッションの打ち合わせを。

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非常においしいお肉とビールで打ち合わせを延長。

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満腹で4泊お世話になる馬込の東京INへ。
4泊5日で約23,000円、AWS Summitの会場がある高輪駅へも浅草線で乗り換えなし10分程度。
朝食は1Fから直通のCOCOSでバイキングが800円弱ぐらい。
道路向こうにコンビニで基本的にはなんの問題もなしでした。

AWS Summit Day1 JAWS-UGブースお手伝い

ちょっと早めに飛天の展示会場の方へ向かって、JAWS-UGブースの設営をお手伝い。
(とはいってもほとんど何もしてませんが)

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全国にこんなに支部があるんだ、といまさらながら驚き。

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写真も展示してました。

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もちろんステッカーもカルタも麻雀牌も展示です。

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暗記カードも展示してしまいます。

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センスのいいTシャツがまるで古着屋さんのように並びます。

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設営完了です。

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設営チームでの記念写真です。
(私何もしていませんが)

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設営が完了してすぐぐらいに会場開場です。

なぜか開場してすぐに大阪からのご来訪者様がJAWS-UGブースへ数名お越しになられて、真剣にJAWS-UGや勉強会について聞いておられました。

6/15(水)のJAWS-UG Osaka 第15回勉強会 AWS Summit Tokyo 2016 アップデート追っかけ会は気合入れてやらんとな〜と思ったりしました。

AWS Summit Day1 Enterprise Day キーノート

Enterprise DayのキーノートでGEのEric Tuckerの言葉で印象的だったのが、

「あなたが自分のマーケットを破壊できなければ、誰か他の人にに破壊されるだけです」

IaaSとしてのクラウドを使うだけでも手間のかかる大きな負担から開放され、クラウドネイティブなマネージドサービスと自動化によって手間のかかる大きな負担から開放され、アイデアがいろいろな場所ですぐに試されるようになった。
アイデアを試すための1つの1つの承認プロセスを省いた事で、たった2週間でアイデアを世の中に問う事が出来るようになり、自分たちで作ってきたマーケットを自分たちで破壊し新しいマーケットを作り続ける、そこへGEは向かう事ができた、そうです。

のんびりしてると他の人に破壊されて新しいマーケットに取って代わられる、それだけマーケットのデジタル変化は加速している、って事だと思います。
1度作ったマーケットを後生大事にしていても誰かに壊されるだけだし、アイデアを狭い議論で温め続けていても何の意味もなく、車庫の中で絶えず誰かがブレーキを踏み続けるような承認制度はもはやビジネスの邪魔でしかないのだろうと思います。
その承認が不要なレベルまで初期コストを下げる事が出来、迅速に世の中に対して検証、実験を実現する事が出来るのがクラウドのメリットだと改めて認識しました。

これから3日間、クラウドジャーニー、サーバーレス、内製、といったキーワードが多々出てきますが、その節々に承認レス、No稟議といったキーワードも出てきます。
技術的な成長だけではなく、その背景にある本当の顧客サービスのために、内部統制を掲げたがための承認制度が本当に今のレベルまで必要なのかを見直すタイミングに来ているのではないか、とも思いました。

AWS Summit Day1 Enterprise Day セッション

攻めの IT を実現するクラウド活用

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イテレーション型のデリバリパイプライン(ビルド、プロセス、リリース)を何度もまわして、迅速に開発を行う、そのためにクラウドを活用する手法や事例の説明。
個人的にはそもそもバリバリのウォーターフォールでPDCAとか言っている事自体が不自然だとしか思えないので非常に腹落ちし易い内容でした。
クラウドネイティブアーキテクチャを活用してスピードを上げて開発するのに、そのバックアップとしてオンプレでも同じサービスが動くように構築する事を要求する事でもはやクラウドネイティブなサービスは使えない、使えたとしても開発スピードは短くなるどころか、オンプレの1.5倍になるのではないか、と話を聞きながら考えてました。
そもそもの常識のように考えられているリスクヘッジも打開していかなければならないんですよね。
他のセッションでもありましたが何かあったら原因調査や再発防止よりも復旧再優先、なんならそれを自動化すれば良い、それが本来の再発防止である、といった考え方は仰るとおりかと思います。

大阪ガス 家庭用燃料電池エネファームの IoT を活用した新サービス構築

  • 開発時のトラブル調査のために同条件別環境を構築する必要があったが、それを数時間で構築できた事、
  • エネファームの増加にあわせてオンプレミスでサーバを増やしていられない(というか間に合わない)
  • とはいえエネファームの最大数条件で最初から構築していては無駄が多い

採用理由のポイントは上記かと思いました。
こういった特徴の企業さんは当面はオンプレミスとのハイブリッド型になるんだろうなと思いました。

クラウド推進における人 / 組織 / 文化 / SI とのつき合い方

印象的だったのが、富士ゼロックスさんの「(パートナーベンダーさんに対して)富士ゼロックスをあきらめないで欲しい」という言葉。
パネリストとして登壇されていた黒須さんは、情シス部門の方ではなく情シス部門は他にあるとの事。
自らがインフラ利用での不満を解消するべく導入されたとの事でご立派な方だなと思います。
もちろんAWSを選んだからというのではなく、すでに出来る範囲で考えるのではなく、最適だと思う事を当たり前のように使おうとして社内外の抵抗があってもそれときっちりと向き合って会社での仕事のやり方を変えている、という点です。
自分は情シスですが、こういう方と共に仕事をしたいと思いますね。

無印良品における、情シス部門とマーケティング部門のクラウド協働実例

2004年ごろからなのでもう10年以上内製化にシフトされてきたそうです。
結果としてコストダウン、スピード化が出来てきたとの事なので、これこそが実例なんだろうなと思います。
キーノートの「あなたが自分のマーケットを破壊できなければ、誰か他の人にに破壊されるだけです」と同じで、新しいマーケットが出来るのであれば、「自分で作ったソフトウェアを破壊して新しいソフトウェアを作れなければ、ソフトウェアも自分自身も誰の役にも立たなくなる」という事だと思います。
それだけ世の中の変革スピードは早くそこに対応していく体制と人が必要なのだとも思います。
「作ったら終わりなんじゃねーの? その後人いらねーんじゃねーの?」などと仰っている方々がもしいたとしたら、何を示すべきか。

AWS Summit Day1 Enterprise Day を終えて

ブースの片付けに向かった時にはすでに片付け終わって手持ち無沙汰になったので会場のプリンスホテル付近をうろうろしてみます。

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18:35に高輪台駅付近でなんとも魅力的な看板に出会いました。

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19時までのハッピータイム中になんとか個人目標2杯done。

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そして多くの皆々様が飲んでるお店に合流させていただいて初日は終わりました。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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