Cybozu Circus Fukuokaで「経営者が語る。 70人の鉄工所が、kintoneで「見える化」第一歩を踏み出してみた。」を見ました。
工場長頼みだった工程管理の見える化をkintoneで実現された乗富鉄工所乘冨さんの現場からの事例セッションを見ました。
スピーカーは乗富鉄工所 取締役の乘冨さんとkintoneエバンジェリストの田村さんでした。
創業70年を迎えられた水門工事の機械製造業を営まれている。
17のkintoneスタンダードユーザーを使用されている。
水門工事の工程管理はとにかく複雑なのだそうです。
平均して20件ぐらいの水門を平行して同時進めている。
様々な専門業者さんと一緒に製造している。
目次
会議資料の作成地獄
毎週工程会議があり、その資料作成が2時間。
担当者多く、その各担当者に情報を聞いて回るのが大変。
バラバラのフォーマット(メモ、Excel、口頭)で断片的な情報を教えてくれる。
秘伝のタレのような表計算ソフトで情報を集約していた。
そして情報の属人化(情報を教える人、まとめる人)が発生していた。
これをkintoneで解決しようとした。
まず無料体験してみて2時間ぐらいで3つのアプリを作ってみた。
できそうだったので、30日間の試用期間で結果を出してスタッフに納得させることにした。
そして「工程見える化アプリ」を作成された。
最初のレコードを作ったら、各設計担当者が担当情報をリアルタイムに登録していった。
2時間かかっていた会議資料作成時間をまるまる削減した。
これが試用期間に完了したので、kintone導入が決定。
情報が人に残っていてアウトプットのタイミングで集約するよりも、情報が生まれた時点でkintoneに集約されていくのがあるべき形ですね。
その人が急病で来れなくなっても情報はすでにあります。
内外作の判断が困難
工事を自社で担当するか他社に依頼するかが内外作。
この判断をして振り分けていたのが工場長。
工場長は定年まで2年だった。
なので、8時間かけて作成するExcelで判断できるようにしていた。
でもこの判断は、会社にとって重要なのでタイムリーな判断がしたかった。
「工程見える化アプリ」に「忙しさ」の情報を入力できるように機能追加した。
これで内外作判断がタイムリーにできるようになった。
今まで工場長が1人で判断していたものを、全員で判断できるようになったので納得感も強くなった。
この写真すごい写真ですね。
工場長はもともと凄腕の技術者だったが内外作の判断など管理業務に追われていた。
工場長が技術者(メタルクリエイター)に戻ったことで新規事業の製造に腕をふるってもらっている。
新規事業の営業のアタックリストもkintoneで管理
新規事業の営業は乘冨さん1人で管理されていたので、kintoneで活動履歴をストックしていたので、入院した際も何もしなくてもチームメンバーに引き継ぎできていた。
担当者が入院しても事業が止まらない強いチームになった。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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