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Cybozu Circus Fukuokaで「真剣への覚悟ー成長期、停滞期、変革期を試行錯誤した、サイボウズ青野の経営者の道ー」基調講演を見ました

      2022/03/23


2022/3/15に開催されましたCybozu Circus Fukuokaに参加してきました。

まず最初にサイボウズ代表取締役社長の青野さんの基調講演を見ました。

1997年に青野さんを含め3名で創業されたサイボウズ。
いくら処理しても追いつかない注文が来た成長期ののちに訪れた停滞期では、いくつかの失敗によって社長を辞めたい、それどころか死にたいとさえ思うこともあったそうです。
そこから今に至るまでの変革期に試行錯誤した経験や、経営者として大切にしていることを語っておられました。

スライド2枚で25年を語られました。

1枚目は売上と離職率のグラフでした。

停滞期には離職率が28%。
4人に1人が1年間にやめてしまっていた。
離職率が落ちて売上が上がっていったことが顕著にあらわれてますね。

離職率を落としていった方法は、離職したい理由を聞いて1つ1つ潰していったという、当たり前に聞こえますが、大きな変換ですね。
例えば「残業したくない」、じゃあ残業しなくていい制度を作ろう、これはコストがかからずに結果的に残業代が減ってコスト削減にもなった。
他には「通勤したくない」、じゃあ在宅制度を作ろう、そうしたらオフィスコストが削減された。
また、「副業したい」、じゃあ副業制度を作ろう、そしたら他で得たスキルや人脈がサイボウズのコストをかけずにサイボウズに活かされた。

もう1枚のグラフはグループ売上高と連結営業利益も含めたグラフでした。

1995年にWindows95が発売されてインターネットが普及して、組織の情報共有のあり方が一変すると直感されて、情報共有ソフトを作ろうと、1997年に創業。
そしてサイボウズOfficeが開発された。
発売開始2ヶ月で黒字化。
なので創業年から黒字。
2000年に東証マザーズに上場されている。

2002年に最初の危機、内部統制の波が来た。
そしてGaroonが生まれた。
当時、そうでしたね。
私はメールアーカイブシステムを構築導入する仕事をしてたので、当時内部統制ブームで大忙しでした。

2005年に社長交代で創業メンバーの青野さんが社長を引き継がれた。
当時グループウェアの市場は飽和していた。

そうですね。Notes/Domino、Microsoft Exchange、大小ベンチャーのグループウェア、たくさんありましたね。
当時のグループウェアってメールが中心的な考え方でしたね。
今もそうかもですが。

サイボウズさんではグループウェア以外の分野に進出するため、子会社を買収して事業を拡張した。
その結果、フループ売上は増えていったが、子会社の赤字が発生するようになっていった。
そして会社に現金がなくなるぐらいの状態になったそうです。
当時青野さんは退職もできない、死ぬこともできない、わらをもすがる思いで様々な本を読まれた。
そして松下幸之助さんの本で「真剣に取り組む」ということに向き合われた。

開発メンバー「Garoonの対応ユーザー数が10倍になる」
営業メンバー「グループウェアを販売してお客様の会社が改善されるのが嬉しい」

「良いグループウェアを作って使ってもらうことに真剣になる」

そこでグループ会社の売却(9社中8社)が2007年に行われた。

最初に思いついたのが無料のグループウェアのCybozu Live。
ユーザー数は爆発的には増えず、徐々に増加する状態だった。
リファクタリングが必要な時期にサービスを停止した。

次にモバイルアプリ(Kunaiの前身)。
その直後iPhoneが普及して有料アプリの計画が崩れた。

次はMicrosoftとの提携。
Sharepoint上で動くグループウェアを開発された。
当初は順調だった。
その直後、Google Appsが展開された。
そしてAWSの普及がはじまり、世の中はクラウドに移行していき、オンプレミスのアプリが停滞しはじめた。

ここでクラウドという新しい波にいち早く気づくことができたそうです。
そして、2011年にクラウド事業を開始するべくシフトしていく。
パッケージソフトはパートナーさんはハードウェアも売れるし、作業費用も取れる。
でもクラウドだとパートナーさんは儲からない。
なのでパートナーさんからの抵抗があった。
でも、お客様へのメリットを提供することでお客様が増え、お客様と繋がり続けることができる、お客様にとってもベンダーにとってもクラウドというビジネスモデルはメリットがあることを説得して理解してもらった。

そして2013年から売上が上がっていた。
売上グラフが加速したのはkintone。
kintoneも投資をして赤字を生みながら成長しているサービス。
これからも「良いグループウェアを作って使ってもらうことに真剣になる」ためにチャレンジを続けられる。
なので、売上が伸びたり安定してそれでいいのではなく、テレビコマーシャルなど新たな試みもはじめておられる。

私がサイボウズのサービスに出会ったのは2011年頃に情報システム部として入社した会社。
すでにGaroonが導入されていたのですが、活用されていなかったので、私が入社した頃にはグループウェア見直しプロジェクトが発足されていて、前職で使っていたGoogle Appsへの移行に踏み切りました。
あることが当たり前になっているものをもう一度活用するよりも、新しいものに変えてみて一からスタートしたほうが新鮮で何かが起こりやすいのではという意識でした。
結果的にはよかったと思ってます。
その後、別の会社にいるときにコミュニティからkintoneに出会い導入して、サイボウズと再び繋がりました。

すべての仕事をする人が改善、新たなサービスを生み出すことができる、それがkintoneのパワーだと考えています。
「良いグループウェアを作って使ってもらうことに真剣になる」それを徹底的に追求され続けるサイボウズに今後も期待しています。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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