GoogleForm,GASからAPI Gateway, Lambdaで入力情報をDynamoDBに格納する
2021/06/12
vol.26 AWS認定試験テキスト認定クラウドプラクティショナーのデモ(DynamoDB)で、DynamoDBのテーブル作成からデータの検索などのデモをしようと思うのですが、せっかくなので参加されるみなさんにデータを作ってもらおうと思いまして、GoogleFormから連携するようにしました。
データが流れる順番で解説を書きますが、実装する際は逆順になりますのでご注意ください。
目次
Google Apps Script
フォーム回答のGoogleスプレッドシートで[ツール]-[スクリプトエディタ]を選択しました。
名前をデフォルトから変更しました。
eventをそのまま、API Gatewayで作成したAPIへPOSTしました。
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function ddbdemo(event) { console.log(event); var parameters = { 'method': 'post', 'contentType': 'application/json', 'payload': JSON.stringify(event) }; var api_endpoint = 'https://xxxxxxxx.execute-api.us-east-1.amazonaws.com/v1/food'; var response = UrlFetchApp.fetch(api_endpoint, parameters); console.log(response); } |
[実行]ボタンから手動で実行して権限付与しておきました。
トリガーアイコンでトリガーメニューに遷移して、[トリガーを追加]ボタンから、スプレッドシートのフォーム送信時を選択しました。
実行数メニューで実行ログを確認できました。
Amazon API Gateway
POST, GET, GET(GSI)を用意しましたが、すべてLambdaプロキシ統合を使用しました。
AWS Lambda
POSTの例
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import json import boto3 def lambda_handler(event, context): body = json.loads(event['body']) namedValues = body.get('namedValues') id = namedValues.get('ID')[0] date = namedValues.get('日付')[0] satisfaction = int(namedValues.get('満足度')[0]) repeat = namedValues.get('もう一度食べたい')[0] menu = namedValues.get('メニュー')[0] item = { 'id': id, 'date': date, 'satisfaction': satisfaction, 'menu': menu } if repeat == '食べたい': item['repeat'] = 'y' table = boto3.resource('dynamodb').Table('food') response = table.put_item( Item = item ) return { 'statusCode': 200, 'body': json.dumps(response) } |
namedValuesにGoogleフォームに入力された値が配列で格納されているので必要な値を取得して、DynamoDBテーブルにPutItemしています。
GETの例
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import json import boto3 from boto3.dynamodb.conditions import Key from decimal import Decimal def decimal_default_proc(obj): if isinstance(obj, Decimal): return float(obj) raise TypeError def lambda_handler(event, context): print(event) table = boto3.resource('dynamodb').Table('food') response = table.query( KeyConditionExpression=Key('id').eq(event['queryStringParameters']['id']) ) return { 'statusCode': 200, 'body': json.dumps(response['Items'], default=decimal_default_proc) } |
URLクエリで検索するAPIですので、queryStringParametersのキーを渡しています。
decimal型が含まれているとjson.dumpsでエラーになるので、float型に変換しています。
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import json import boto3 from boto3.dynamodb.conditions import Key from decimal import Decimal def decimal_default_proc(obj): if isinstance(obj, Decimal): return float(obj) raise TypeError def lambda_handler(event, context): table = boto3.resource('dynamodb').Table('food') response = table.query( IndexName='repeat-index', KeyConditionExpression=Key('repeat').eq('y') ) return { 'statusCode': 200, 'body': json.dumps(response['Items'], default=decimal_default_proc) } |
IndexNameで’repeat-index’グローバルセカンダリインデックス(GSI)を指定しています。
Amazon DynamoDB
デモで用意したテーブルです。
テーブル名: food
パーティションキー: id(文字列)
ソートキー: date(文字列)
ローカルセカンダリインデックス(LSI):
ソートキー: satisfaction(数字)
グローバルセカンダリインデックス(GSI):
パーティションキー: repeat
デモで必要なデータを参加されたみなさんに作っていただけると、デモデータの準備に時間を割かなくていいし、ちょっとだけ参加型のデモになってよかったです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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