slackのbotをAWS Lambda(Python)+API Gatewayで構築
slackで投稿した内容に応じて返信したり調べ物したりしてくれるbotですが、これをAWSのLambda(Python)+API Gatewayで構築しましたメモです。
目次
AWS Lambdaで実装する
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def lambda_handler(event, context): try: user_name = event['user_name'] text = event['text'] msg = user_name + 'さん ' if text == '': msg += 'はい!' elif text.find('おはよ') >-1: msg += 'おはようございます!' elif text.find('こんにちは') > -1: msg += 'こんにちは' elif text.find('疲') > -1 or text.find('お先') > -1: msg += 'お疲れさまでした!' else: msg += 'その言葉は分かりません。' payload={'text':msg} return payload except Exception as e: print(e) raise e |
eventに辞書型でslackからusername,text,channel_nameなどがPOSTされるのでそれを受け取って、json形式で返します。
API Gatewayの設定
lambdaのAPI endpointsから設定します。
MethoはPOSTにします。
出来たAPI Gatewayの設定画面に行って、[統合リクエスト]の設定を展開します。
[マッピングテンプレートの追加]でContent-Type 「application/x-www-form-urlencoded」を追加します。
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## convert HTML POST data or HTTP GET query string to JSON ## get the raw post data from the AWS built-in variable and give it a nicer name #if ($context.httpMethod == "POST") #set($rawAPIData = $input.path('$')) #elseif ($context.httpMethod == "GET") #set($rawAPIData = $input.params().querystring) #set($rawAPIData = $rawAPIData.toString()) #set($rawAPIDataLength = $rawAPIData.length() - 1) #set($rawAPIData = $rawAPIData.substring(1, $rawAPIDataLength)) #set($rawAPIData = $rawAPIData.replace(", ", "&")) #else #set($rawAPIData = "") #end ## first we get the number of "&" in the string, this tells us if there is more than one key value pair #set($countAmpersands = $rawAPIData.length() - $rawAPIData.replace("&", "").length()) ## if there are no "&" at all then we have only one key value pair. ## we append an ampersand to the string so that we can tokenise it the same way as multiple kv pairs. ## the "empty" kv pair to the right of the ampersand will be ignored anyway. #if ($countAmpersands == 0) #set($rawPostData = $rawAPIData + "&") #end ## now we tokenise using the ampersand(s) #set($tokenisedAmpersand = $rawAPIData.split("&")) ## we set up a variable to hold the valid key value pairs #set($tokenisedEquals = []) ## now we set up a loop to find the valid key value pairs, which must contain only one "=" #foreach( $kvPair in $tokenisedAmpersand ) #set($countEquals = $kvPair.length() - $kvPair.replace("=", "").length()) #if ($countEquals == 1) #set($kvTokenised = $kvPair.split("=")) #if ($kvTokenised[0].length() > 0) ## we found a valid key value pair. add it to the list. #set($devNull = $tokenisedEquals.add($kvPair)) #end #end #end ## next we set up our loop inside the output structure "{" and "}" { #foreach( $kvPair in $tokenisedEquals ) ## finally we output the JSON for this pair and append a comma if this isn't the last pair #set($kvTokenised = $kvPair.split("=")) "$util.urlDecode($kvTokenised[0])" : #if($kvTokenised[1].length() > 0)"$util.urlDecode($kvTokenised[1])"#{else}""#end#if( $foreach.hasNext ),#end #end } |
保存します。
slackでOutgoing Webhooksを設定する
slackのログインしている状態でCustom IntegrarionsでOutgoing Webhooksを追加して設定します。
※Team Settingsで画面上部の検索窓(Search app directory)で「Outgoing Webhooks」を検索するとわりとたどりつきやすいです。
[Add Configuration]で設定します。
- Channel トリガーとするチャンネルを指定します。全チャンネルにしたいので「Any」を設定しました。
- Trigger Word(s) チャンネルを指定している時はブランクでもOKですが、「Any」にしている時は設定が必要です。今回はbotの名前をトリガーワードにしました。
- URL(s) Lambda(API Gateway)で設定したAPI endpoint URLを設定します。
- Customize Name botの名前を設定します。
- Customize Icon botのアイコンを設定します。
これで準備完了です。
例えば、Trigger Word(s)を「test-bot」とかにしていれば、「test-bot おはよう」のように投稿すれば返事が帰ってきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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