Lambda関数をPython3.6から3.9に変更
CodeGuru ProfilerでLambda関数(Python 3.9)のパフォーマンスを確認したでPython3.8と3.9が対象なので、それまで3.6で実行していたLambda関数のランタイムを3.9にしました。
「 [Action Required] AWS Lambda end of support for Python 3.7」のメールも2023/9/9に来てますし、いつまで3.6のままなんだとお叱りを受けそうです。
エラー対応を記録しておきます。
まずそのままランタイムをPython 3.9に変更しました。
目次
cannot import name ‘is_ipaddress’ from ‘urllib3.util.ssl_’
[ERROR] Runtime.ImportModuleError: Unable to import module ‘lambda_function’: cannot import name ‘is_ipaddress’ from ‘urllib3.util.ssl_’ (/var/task/urllib3/util/ssl_.py)
requestsモジュールを使用しているLambda関数です。
3.6のときと同じモジュールだとエラーになりました。
そりゃそうです。
ということで、ローカルのPython 3.9環境でrequestsモジュールをインストールしなおしてZipにしてコードをアップロードし直しました。
レイヤーにして呼び出したほうがいいのですが、ひとまずさっさと実行してみたかったので、コードと一緒にアップロードしました。
1 2 |
pip3 install requests -t . |
Unable to import module ‘codeguru_profiler_agent.aws_lambda.lambda_handler’: urllib3 v2.0 only supports OpenSSL 1.1.1+, currently the ‘ssl’ module is compiled with ‘OpenSSL 1.0.2k-fips
[ERROR] Runtime.ImportModuleError: Unable to import module ‘codeguru_profiler_agent.aws_lambda.lambda_handler’: urllib3 v2.0 only supports OpenSSL 1.1.1+, currently the ‘ssl’ module is compiled with ‘OpenSSL 1.0.2k-fips 26 Jan 2017’. See: https://github.com/urllib3/urllib3/issues/2168
エラーメッセージが変わりました。
エラー対応しているときにランタイムをPython 3.8に変更していたことがまず1つの原因でしたので、Python 3.9に戻しました。
cannot import name ‘DEFAULT_CIPHERS’ from ‘urllib3.util.ssl_’
[ERROR] Runtime.ImportModuleError: Unable to import module ‘codeguru_profiler_agent.aws_lambda.lambda_handler’: cannot import name ‘DEFAULT_CIPHERS’ from ‘urllib3.util.ssl_’ (/var/task/urllib3/util/ssl_.py)
エラーメッセージが変わりました。
“cannot import name ‘DEFAULT_CIPHERS’ from ‘urllib3.util.ssl_'”の原因を参考にさせていただいて次の対応をしました。
Zipを作っているディレクトリで、urllibから始まるディレクトリを2つ削除(アンインストール)。
1 2 |
pip3 install 'urllib3<2' -t . |
urllib3のみダウングレードして1.26.16になりました。
これでZipにしてコードをアップロードし直しました。
エラーなくLambda関数を実行できました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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