ヤマムギ

growing hard days.

*

Amazon SES(Simple Email Service)でメール受信時のアクションでLambdaを実行して渡されるデータを見てみる

   

Amazon SESで受信したメールをS3に保存して、S3のトリガーでLambdaを実行して転送処理を書くのがよくあるケースのようですが、受信ルールのアクションでもLambdaを実行出来るので、その場合どのようなデータがLambdaに渡されているのかを見てみました。
あわよくば、S3からではなく、SESから渡されたデータをもとに転送出来たら処理がシンプルかなと思いまして。

テスト用のLambda関数を作成

ランタイムはPython3.6です。
テスト用なのでeventの内容をログに出すだけです。
SESと同じリージョンにLambda関数を作成する必要があります。

SESの受信ルール設定

SESにドメインは登録されている前提で進めます。

新しいルールを作成します。
今回はRecipientsは設定せずに進めてみます。
ルールをドメインやアカウントに限定する場合は設定するべきです。

ActionでLambda Functionを選択します。

Rule Detailsはデフォルトのままにしました。

確認画面です。
作成します。

テストメールを送信してみる

SESに登録済のドメインの適当なアカウント宛にGmailからメールを送信してLambdaのログを確認してみました。

このようなデータが渡っていました。

本文以外の情報は渡っていそうです。

転送ではなく、メールの送信元によって処理をしたり、単純ではない処理をするときに使用するケースが考えられるのかなと思いました。

転送にはWorkMailを使用するかS3にデータを格納してそれを解析して転送するか、かなと思いますので、またそれは別途試してみたいと思います。

S3にIMAPプロトコルでアクセス、とか出来るようになると嬉しいなと思ったり。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS ,

ad

ad

  関連記事

Amazon CloudWatch RUMはじめました

新機能 – Amazon CloudWatch RUM をご紹介 2021年12 …

AD Connectorを作成してシームレスにドメイン参加する

VPN接続先のADで管理されているドメインにEC2 Windowsインスタンスか …

Amazon Kinesis Data StreamsにTwitter検索データを送信する

Kinesis Data Streamsの作成 ストリーム名とシャード数を決定す …

AWS Lambda(Python)からZoom投票作成

以前、Zoomの投票(アンケート)をAPI経由で作成するというブログで書きました …

EC2にSystems MangerからCloudWatchエージェントをインストール

CloudWatchエージェント EC2の標準メトリクスでは収集できないメモリの …

EC2のAMIとRDSのスナップショットを他のAWSアカウントに共有してブログサイトをAWSアカウント間で引っ越す

当ブログで使用しているEC2とRDSを環境の整理のため、他のAWSアカウントへ引 …

AWS認定SAPの執筆開始にあたって環境を構築しました

AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル対策本の執筆開始にあたりま …

S3 VPCエンドポイント設定前と設定後を確認

S3のVPCエンドポイントを設定した際に、S3バケットのAPIエンドポイントへの …

AWS Cloud9で環境を共有する

(特にリモート環境では)画面共有をしたり、リポジトリを共有したり、コーディング環 …

Cloud9 Python3でpipも3にする

このブログは、2019/10/20に書いた、 Cloud9のAMIがCloud9 …