EC2のAMIとRDSのスナップショットを他のAWSアカウントに共有してブログサイトをAWSアカウント間で引っ越す
当ブログで使用しているEC2とRDSを環境の整理のため、他のAWSアカウントへ引っ越ししようと思います。
目次
引越し先でVPCを作成する
VPCは、パブリックサブネットとプライベートサブネットを2つづつ(とりあえず1つづつしか使いませんが)で作成しています。
EC2のAMIを引越し先のアカウントに共有する
EC2インスタンスを選択して[アクション] – [イメージ] – [イメージの作成]でAMIを作成します
作成されたAMIを選択して、[アクション] – [イメージパーミッションの変更]をクリックします。
引越し先のAWSアカウントID(12桁の数字)を入力して保存します。
引越し先のAWSアカウントでAMIを[プライベートイメージ]でフィルタリングすると共有されたAMIがあるので、選択して、[アクション] – [作成]をクリックします。
※ 共有元がAMIを作成したリージョンを選択する必要があります。
EC2起動に必要なパラメータを設定してEC2を起動します。
※ IAMロールやセキュリティグループなど事前に作っておけるものは作っておいたほうがスムーズです。
RDSのスナップショットを引越し先のアカウントに共有する
※ DBサブネットグループ、セキュリティグループは作成しておきます。
自動作成で作成しているスナップショットでもいいですが、最新の状態で共有したい場合は手動でスナップショットを作成します。
作成したスナップショットを選択して[スナップショットのアクション] – [スナップショットの共有]を選択します。
引越し先のAWSアカウントID(12桁の数字)を入力して保存します。
引越し先のAWSアカウントでRDSのスナップショットを[共有ファイル]でフィルターすると共有されたスナップショットがあるので、選択して[スナップショットのアクション] – [スナップショットの復元]をクリックします。
※共有元がスナップショットを作成したリージョンを選択する必要があります。
DBインスタンスに必要なパラメータを設定して起動します。
セキュリティグループを設定します。
最後に
- 他に必要なリソース(Lambdaなど)があれば作成します。
- EC2とRDSを接続するために必要な設定をします(WordPressならwp-config.phpなど)。
- Macのhostsを設定してローカルからアクセスしてテストします。
- CloudFrontからEC2をオリジンにしているので、オリジンのDNSを最後に変更します。
- 4サイトをこの環境で稼働しているので一番アクセスの少ないサイトからDNSを変更して確認します。
AWSアカウント同士であればEC2もRDSもバックアップファイルを共有するだけでアカウント間での移動が簡単に行えます。
もうイメージファイルをコピーしてどこかにアップロードしてダウンロードしてもらったり、大量なデータベースのダンプファイルを出力して、それをインポートしてもらったりと時間がかかる作業を行わなくてもいいのも大きなメリットかと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第2版」という本を書きました。
【PR】 「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
再会の日 ~re:Union 2018 Osaka by JAWS-UG~
8/5は大阪でre:Unionでした。 「再会」と名うったこのイベントは、6月に …
-
-
AWS Cost Explorerの設定で「EC2リソースの推奨事項を受け取る」を有効にしました
「EC2リソースの推奨事項を受け取る」という機能がAWS Cost Explor …
-
-
Amazon Data Lifecycle Manager(DLM)が東京リージョンで使えるようになったのでLambdaでAMI自動取得から乗り換えた
EBSのスナップショットを自動で作成してくれるAmazon Data Lifec …
-
-
AWS Elastic Beanstalkによって作成されたS3バケットはDeleteBucketが拒否されていた
ちょっとした検証をしたあとに、Elastic Beanstalkのアプリケーショ …
-
-
Amazon Linux2(EC2)にEC-CUBE 4をインストール
こちらのHOMEお知らせ・コラムAmazon Linux2にEC-CUBE4.0 …
-
-
Amazon VPCでIPv6を使用する
VPCのIPv6を設定してみました。 設定 [Amazon 提供の IPv6 C …
-
-
AWSアカウント内のLambda関数を削除するLambda(Python)
やりたいこと 特定のAWSアカウントの特定リージョンのAWS Lambda関数を …
-
-
AWS BackupでRDSスナップショットをクロスリージョンコピー
クロスリージョンでコピーしたい対象と理由 このブログはブログのアーキテクチャをコ …
-
-
「JAWS-UG in AWS Cloud Roadshow 2017 大阪」で運営をしました
AWS Cloud Roadshow 2017 大阪のナイトイベントで、「JAW …
-
-
IAMアクセス許可の境界でIAMロールの権限を制御する
IAMユーザー自身の権限はIAMポリシーで制御できますが、IAMユーザーにIAM …