AWS CLIからIAM Identity CenterへサインインしてCodeCommitのリポジトリを使用する
Macで操作しました。
目次
AWS CLIバージョンアップ
1 2 |
aws --version |
aws-cli/2.1.38 Python/3.8.8 Darwin/23.2.0 exe/x86_64 prompt/off
ローカルでCLI使うの久しぶりでしたのでAWS CLI の最新バージョンのインストールまたは更新を参照してバージョンアップしました。
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curl "https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.pkg" -o "AWSCLIV2.pkg" sudo installer -pkg ./AWSCLIV2.pkg -target / |
1 2 |
aws --version |
aws-cli/2.15.30 Python/3.11.8 Darwin/23.2.0 exe/x86_64 prompt/off
バージョンアップも楽になりましたね。
IAM Identity Centerのプロファイルを設定する
[aws configure sso ウィザードでプロファイルを設定する](aws configure sso ウィザードでプロファイルを設定する)の手順です。
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aws configure sso SSO session name (Recommended): tr-sso SSO start URL [None]: https://xxxxxxxxxx.xxxxxxx.com/start SSO region [None]: ap-northeast-1 SSO registration scopes [sso:account:access]: |
aws configure ssoを実行して、SSO session nameは覚えやすい名前にしました。
SSO start URLはIAM Identity CenterのAWSアクセスポータルのURLです。
SSO regionには、IAM Identity Centerを設定しているリージョンを指定しました。
SSO registration scopesはデフォルトのsso:account:accessのままでEnterを押下しました。
Attempting to automatically open the SSO authorization page in your default browser.
If the browser does not open or you wish to use a different device to authorize this request, open the following URL:
https://device.sso.ap-northeast-1.amazonaws.com/
Then enter the code:
上記のメッセージが表示されて、ブラウザが開きました。
[Confirm and continue]を押下しました。
IAM Identity Centerにサインインしました。
MFAも設定されているので安心です。
[Allow]を押下しました。
認証が完了してMacのターミナルに戻ります。
続いてAWSプロファイルの設定が聞かれたので指定しました。
1 2 3 4 |
CLI default client Region [us-east-1]: ap-northeast-1 CLI default output format [None]: json CLI profile name [RoleName-xxxxxxxxx]: tr-sso-codecommit |
.aws/configのプロファイルが作成されました。
1 2 |
aws sts get-caller-identity --profile tr-sso-codecommit |
{
“UserId”: “XXXXXXXXXXXXXX:xxxxxxxxx@xxxxxxxxx”,
“Account”: “123456789012”,
“Arn”: “arn:aws:sts::123456789012:assumed-role/RoleName/xxxxxxxxx@xxxxxxxxx”
}
プロファイル指定のget-caller-identityコマンドで確認して、IAM Identity Centerから引き受けたIAMロールの認証を使っていることがわかりました。
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[profile tr-sso-codecommit] sso_session = tr-sso sso_account_id = 123456789012 sso_role_name = RoleName region = ap-northeast-1 output = json [sso-session tr-sso] sso_start_url = https://xxxxxxxxxx.xxxxxxx.com/start sso_region = ap-northeast-1 sso_registration_scopes = sso:account:access |
.aws/configには上記の設定ができていました。
プロファイルtr-sso-codecommitがsso-sessionセクションを使用しています。
.gitconfigの設定
[credential “https://git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.com”]
helper = !aws –profile tr-sso-codecommit codecommit credential-helper $@
UseHttpPath = true
東京リージョンのCodeCommitですので、https://git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.comに対してのgitコマンドを実行時に使用する認証情報として、CodeCommit認証情報ヘルパーでtr-sso-codecommitプロファイルを指定しました。
1 2 |
git clone https://git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/repos/RepositoryName |
該当のディレクトリに移動して無事クローンできました。
認証情報がなくなると次のようなメッセージが出力されました。
Error loading SSO Token: Token for tr-sso does not exist
プロファイル名を指定してIAM Identity Centerにログインすればまたgitコマンドでの操作ができます。
1 2 |
aws sso login --profile tr-sso-codecommit |
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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