ヤマムギ

growing hard days.

*

CloudFrontのVPCオリジンを使用してApplication Load Balancerをプライベートサブネットで起動する

   

このブログのApplication Load Balancerはパブリックサブネットにありました。
これを2024年11月に発表されたVPCオリジンを使用して、プライベートサブネットで内部ロードバランサーとして再構築しました。
Amazon CloudFront VPC オリジンの紹介: アプリケーションのセキュリティ強化と運用の合理化

こうすることで、請求対象のパブリックIPv4アドレスを使用せずにこのブログを構成できます。

サブネットとルートテーブルの作成

Application Load Balancer用のサブネットを作成します。
東京リージョンで3つのAZに作成しました。
ルートテーブルはローカルのみのルートがあります。

セキュリティグループの作成

ALB用のセキュリティグループを作成しました。
インバウンドは後で追加するので、デフォルトのインバウンドなし、アウトバウンドすべてで作成しています。

Application Load Balancerの作成

対象をインスタンスにしたターゲットグループを作成しておきます。

内部ロードバランサーとして作成しました。

作成しておいたサブネットとセキュリティグループを設定しました。

ターゲットグループへのリスナーは80番で設定しました。

VPCオリジンの作成

CloudFrontのコンソールでALBのARNを指定してVPCオリジンを作成しました。
プロトコルはHTTP Onlyにしました。

Deployedになりました。

Application Load Balancerと同じ3つのサブネットにCloudFront configured ENIとしてネットワークインターフェースが作成されていました。

ENIが使用するセキュリティグループも作成されていました。

セキュリティグループの設定変更

Application Load Balancerのセキュリティグループインバウンドルールに、HTTPタイプでソースをVPCオリジンのENIが使用するセキュリティグループを設定しました。

CloudFrontディストリビューションの設定

オリジンの作成でVPCオリジンを選択して作成しました。

ビヘイビアのオリジン選択で作成したVPCオリジンを指定しました。

これでApplication Load Balancerは内部ロードバランサーとなりパブリックIPv4 IPアドレスは必要なくなりました!


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS , , ,

ad

ad

  関連記事

ALBにWAFを関連付けて特定のヘッダー以外はブロックする

おかげさまで、ブログのアクセスも増えてきて、t3.nano EC2インスタンス単 …

Amazon Kinesis Data StreamsにTwitter検索データを送信する

Kinesis Data Streamsの作成 ストリーム名とシャード数を決定す …

AWS Organizations EC2宣言型ポリシーを設定する

2024/12/1に発表されましたOrganizationsの宣言型ポリシーを設 …

VPCピア接続ではピア先VPCのセキュリティグループIDを指定できる

タイトルどおりです。 できることは知ってたのですが、試したことがなかったので、確 …

AWS CloudWatch LogsエージェントでAmazon EC2上のNginxのaccess.log , error.log , php-fpm error.log , Linuxのmessages , secureログを収集する

参考ページ クイックスタート: 実行中の EC2 インスタンスに CloudWa …

S3 Intelligent-Tieringで高頻度階層(FREQUENT)に戻る「アクセス」にS3 SelectとGlueクローラーが該当するのか確認してみました

ユーザーガイドのS3 Intelligent-Tiering のしくみには、「低 …

AWSマネジメントコンソールのマルチセッションサポート

AWSマネジメントコンソールにマルチセッションサポートが追加されましたので使いま …

AWS Glueチュートリアル

AWS Glueのマネジメントコンソールの左ペインの一番下にチュートリアルがあり …

Apple Silicon M1 MacBook ProにAWS CLI v2をインストール

公式手順どおりにインストールしました。 macOS での AWS CLI バージ …

Lucidchart AWSアカウントからインポート機能で自動作図

SNSでLucidchartというサービスが話題になってました。 AWSの環境を …