ヤマムギ

growing hard days.

*

CUSTOMINEを使ってkintoneからAWS Lambdaを実行する(Cognito認証付き)

   

先日の記事「kintoneのカスタマイズ開発を超速にするCUSTOMINE」で書きましたように、CUSTOMINEでkintoneで開発すると早く楽ちんです。

そんなCUSTOMINEでは、AWS Lambdaの実行をAmazon Cognitoの認証付きで実装できます。
しかもGUIでノーコードで(これ重要)。

早速テストしてみます。

Amazon Cognitoの準備

IDプールを作成します。
IDプール名を任意で入力して、
「認証されていないIDに対してアクセスを有効にする」にチェックをしました。

IDプールのIDをメモっておきます。

AWS Lambdaの準備

どの言語でもいいんですが、とりあえず実行できるということを確認したかっただけですので、ランタイムはPython3.6で作成しました。
IAMロールはCloudWatchにログが書ければいいです。
ほかはデフォルトです。
コードは超シンプルにこちらです。

Cognitoの認証されていないロールの設定

Amazon CognitoでIPプールを作成したときに自動生成された、認証されていないロールにLambdaを実行できるポリシーを追加します。
インラインポリシーで下記を追加しました。

CUSTOMINEの設定

「やること」で「AWS Cognitoで認証を取得する」を選択しました。
IDプールを作成したリージョンを入力して、メモっておいたIDプールのIDを入力します。
条件として「レコードを保存する直前」に実行されるようにしました。

そして次にLambdaの設定をしました。

「やること」で「AWS Lambdaファンクションを実行する」を選択しました。
認証では、他の「やること」を選択できますので、ここで先程のCognito認証したやることを選択します。
リージョン、Lambdaファンクション名を入力します。

Lambdaの渡すパラメーターはJSON形式で記述します。

${文字列__1行}とすることでフィールドコード’文字列__1行‘の値をパラーメーターとして渡すことが出来ました。

条件は「他のアクションが実行した時」でCognitoのやることを選択しました。

実行してみる

対象のkintoneアプリでレコードを保存してみます。

CloudWatchでLambdaのログを確認すると、ちゃんとkintoneのレコードの値が渡っていました。

めでたし♫めでたし♫


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS, kintone , , , , ,

ad

ad

  関連記事

S3バケットポリシーで特定のVPCエンドポイント以外からのリクエストを拒否しつつメンテナンスはしたい

特定のVPCで実行されているEC2のアプリケーションからのリクエストだけを許可し …

AlexaにAWSの最新Feedを読み上げてもらう(Lambda Python)

年末にAmazon Echo Dotを購入しましたので、練習がてらAlexaスキ …

AWS Organizations SCPがリソースベースのポリシーには影響しないことを確認

AWS Organizations SCPで許可ポリシーの設定をし継承の関係を確 …

Amazon Pollyを使って覚えたい資料を耳から身体に染み込ませる

Amazon Pollyを使うとソースコードを一切かかなくても、テキストを音声に …

boto3(Python SDK) s3 get_object でバイト範囲を指定する

S3のGetObjectアクションでバイト範囲を指定することができます。 それに …

AWS Organizationsでアカウントを50作って指定したOUに移動するスクリプト

AWS Organizationsでアカウントを50個作る必要がありましたので、 …

EC2 Global Viewで不要なインスタンスを見つけて4つほど終了しました

EC2 Global Viewという機能がリリースされました。 EC2コンソール …

AWSアカウント ルートユーザーのMFAが使えなくなったので復旧

AWSのルートユーザーどころか、MFAが使えるログインすべてが使えなくなって焦り …

AWS LambdaのSQSへの自前ポーリングをやめてSQSイベントソーストリガーに変更した

以前は、LambdaがSQSからメッセージを受信するには、キューをポーリングして …

Amazon Bedrock Conversational Builderを使用してAIエージェントを作成してみました

2024年10月16日に「Amazon Bedrock のエージェントが Con …