CUSTOMINEを使ってkintoneからAWS Lambdaを実行する(Cognito認証付き)
先日の記事「kintoneのカスタマイズ開発を超速にするCUSTOMINE」で書きましたように、CUSTOMINEでkintoneで開発すると早く楽ちんです。
そんなCUSTOMINEでは、AWS Lambdaの実行をAmazon Cognitoの認証付きで実装できます。
しかもGUIでノーコードで(これ重要)。
早速テストしてみます。
目次
Amazon Cognitoの準備
IDプールを作成します。
IDプール名を任意で入力して、
「認証されていないIDに対してアクセスを有効にする」にチェックをしました。
IDプールのIDをメモっておきます。
AWS Lambdaの準備
どの言語でもいいんですが、とりあえず実行できるということを確認したかっただけですので、ランタイムはPython3.6で作成しました。
IAMロールはCloudWatchにログが書ければいいです。
ほかはデフォルトです。
コードは超シンプルにこちらです。
1 2 3 |
def lambda_handler(event, context): print(event) |
Cognitoの認証されていないロールの設定
Amazon CognitoでIPプールを作成したときに自動生成された、認証されていないロールにLambdaを実行できるポリシーを追加します。
インラインポリシーで下記を追加しました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Action": "lambda:InvokeFunction", "Resource": LambdaのARN } ] } |
CUSTOMINEの設定
「やること」で「AWS Cognitoで認証を取得する」を選択しました。
IDプールを作成したリージョンを入力して、メモっておいたIDプールのIDを入力します。
条件として「レコードを保存する直前」に実行されるようにしました。
そして次にLambdaの設定をしました。
「やること」で「AWS Lambdaファンクションを実行する」を選択しました。
認証では、他の「やること」を選択できますので、ここで先程のCognito認証したやることを選択します。
リージョン、Lambdaファンクション名を入力します。
Lambdaの渡すパラメーターはJSON形式で記述します。
1 2 3 4 |
{ "company_name":"${文字列__1行_}" } |
${文字列__1行}とすることでフィールドコード’文字列__1行‘の値をパラーメーターとして渡すことが出来ました。
条件は「他のアクションが実行した時」でCognitoのやることを選択しました。
実行してみる
対象のkintoneアプリでレコードを保存してみます。
CloudWatchでLambdaのログを確認すると、ちゃんとkintoneのレコードの値が渡っていました。
めでたし♫めでたし♫
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
![](https://www.sbcr.jp/wp-content/uploads/2023/01/9784815617929-1-407x596.jpg)
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
![](https://www.sbcr.jp/wp-content/uploads/2024/01/9784815625382-3-420x596.jpg)
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
![](https://www.shuwasystem.co.jp//images/book/637791.jpg)
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
![](https://book.mynavi.jp/files/topics/135344_ext_06_0.jpg?v=1673514682)
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
![](https://www.yamamanx.com/wp-content/uploads/2023/12/81Rp5O9We6L._SY522_.jpg)
![@yamamanx](https://www.yamamanx.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
VPC内のLambdaからVPCエンドポイント経由でSecrets Managerを使う
InternetGatewayのないVPCでMySQLに対して一日数回のレポーテ …
-
-
「雲勉 第1回【勉強会:新技術好き!】AWSマネージドサービス勉強会」に行ってきました
「雲勉 第1回【勉強会:新技術好き!】AWSマネージドサービス勉強会」に行ってき …
-
-
AWS Storage Gateway File Gateway on EC2インスタンスにmacOSからNFS接続
S3バケットの作成 S3バケットはあらかじめ作成しておきました。 マネジメントコ …
-
-
CodeGuru ProfilerでLambda関数(Python 3.9)のパフォーマンスを確認した
CodeGuru ProfilerでPython 3.9のLambda関数の推奨 …
-
-
kintone JavaScript APIで新規レコード作成時にログインユーザーとその組織をフィールドにデフォルト値として登録する
よくやりそうなふるまいなので書き残しておきます。 create_userフィール …
-
-
AWS認定試験の自宅受験で壁のポスターを注意されちゃいました
AWS認定オンライン受験をしてみましたに書きましたとおり、自宅受験デビューしまし …
-
-
Selenium, Headless ChromeとAWS Lambdaで夜な夜なスクレイピング
このようなアーキテクチャで、Alexaスキルの開発を進めていまして、元となる情報 …
-
-
EC2インスタンスWindowsでセッションマネージャーを使う
WindowsのEC2インスタンスでセッションマネージャーを使ってみたことがない …
-
-
MySQL WorkbenchからRDSに接続する
MySQL WorkbenchからAWS RDSのMySQLに接続するために、「 …
-
-
AWSアカウント内のCloudWatchアラームを削除する
やりたいこと 特定アカウント特定リージョン内のCloudWatdchアラームを全 …