ヤマムギ

growing hard days.

*

EC2 Image BuilderでRocket.ChatのAMIを作って起動テンプレートを更新しました

   

EC2 Image Builderの練習をしようと思い、Rocket.ChatのAMIを定期的に作成するシナリオでやってみました。

EC2 Image Builderではパイプラインがレシピで指定したとおりにAMIを作成します。
レシピではインストールや設定のためにビルドコンポーネントとテストコンポーネントがあります。
Amazon管理のコンポーネントもあります。
今回はRocket.Chatインストール用のコンポーネントを作成して、CloudWatch AgentのインストールとテストはAmazon管理コンポーネントを使用しました。
AMIのもとになるEC2インスタンスの環境はインフラストラクチャ設定をあらかじめ作成しました。
AMIを使用する起動テンプレートと関連するライセンス設定は、ディストリビューション設定をあらかじめ設定しました。

コンポーネントの作成

Rocket.Chatインストール用のビルドコンポーネントを作成しました。

ベースイメージはUbuntu20を予定しています。
コンポーネントバージョンは1.0.0にしました。

例をもとにして作成しました。

インフラストラクチャ設定の作成

次にインフラストラクチャ設定を作成しました。
IAMロールは新規作成すると、EC2 Image Builderが必要なIAMロールを作成してくれます。
ここで選択したIAMロールが環境構築するEC2インスタンスで使用されます。
レシピで使用するコンポーネントによっては追加のIAMポリシーが必要な場合もあります。
使用するコンポーネントの説明を読んで適宜追加します。

インスタンスタイプ、SNSトピック、VPC、サブネット、セキュリティグループを設定しました。

ディストリビューション設定の作成

次にディストリビューション設定を作成しました。

License Managerのライセンスと、起動テンプレートを設定しました。
AMI作成時に新バージョンをデフォルトバージョンにするにチェックを入れました。

起動テンプレートはあらかじめAMIなしのテンプレートを作成しておきました。

イメージレシピの作成

次にイメージレシピを作成しました。

ベースイメージはクイックスタートのubuntu20にしました。
バージョンは利用可能な最新にしました。

ビルドコンポーネントはあらかじめ作成しておいたRocket.Chatインストール用と、Amazon管理のCloudWatch Agentインストールのビルドコンポーネントにしました。

テストコンポーネントはAmazon管理のLinuxの再起動テストを選択しました。

イメージパイプラインの作成

次にイメージパイプラインを作成しました。

スケジュールでは、依存関係が更新されていればスケジュールの時間にパイプラインが実行されるとしました。
イメージレシピのベースイメージ、コンポーネントに更新があった場合に実行されます。

作成したイメージレシピを選択しました。

作成したインフラストラクチャ設定を選択しました。

作成したディストリビューション設定を選択しました。

イメージパイプラインの実行

作成したイメージパイプラインを手動で実行しました。

インフラストラクチャ設定で指定したとおりにEC2インスタンスが起動しています。

/aws/imagebuilder/rocket-chat-recipeというレシピ名でCloudWatch Logsロググループが出力されていました。
ログストリームはレシピのバージョンと回数でした。

ステータスが利用可能になり正常完了しました。

AMIが作成されています。

起動テンプレートの新バージョンが作成されデフォルトになっていました。
AMIはEC2 Image Builderで作成されたAMIになっています。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS , ,

ad

ad

  関連記事

Redmineの添付ファイルをS3に同期する

RedmineをAWS上で構築するデザインを考えていて、せっかくなので冗長化しよ …

T3.nanoで仮想メモリ割当をユーザーデータで実行する

T3.nanoはメモリがだいたい500MBです。 実行する処理によってはメモリエ …

AWS Toolkit for Eclipseで「Error Message: Unable to find a region via the region provider chain. Must provide an explicit region in the builder or setup environment to supply a region.」

AWS Toolkit for Eclipseをセットアップ(2021年版)の環 …

名前解決してセッションマネージャが使えるようにVyOSのhost_name.pyを編集しました

発生したエラー セッションマネージャからこんなエラーが出力されました。 [cra …

boto3(Python SDK) s3 get_object でバイト範囲を指定する

S3のGetObjectアクションでバイト範囲を指定することができます。 それに …

オンプレミスに見立てたオハイオリージョンにVyOSインスタンスを起動して東京リージョンからVPN接続

AWSクイックスタートのActive Directory Domain Serv …

特定AWSアカウント特定リージョンのCloudFormationスタックを削除するLambda(Python)

やりたいこと 特定アカウント内特定リージョン内のCloudFormationスタ …

AWS CodeCommit 認証情報ヘルパーをmacOSに設定しました

AWS CLI 認証情報ヘルパーを使用して Linux, macOS, or U …

EC2 Instance Connect向けのセキュリティグループのソースにプレフィックスリストを

EC2 Instance Connect、便利ですね。 キーペア不要で、EC2イ …

Amazon LinuxにRedmine 環境構築(エラーと対応をそのまま記載版)

Amazon Linuxにgit + Redmineの環境を構築してみます。 自 …