Amazon SESでメール受信
2021/06/21
Amazon SES(Simple Email Service)にメールドメインを登録して、S3バケットで受信するまでの確認をしました。
目次
SESにドメイン登録
久しぶりにSESのマネジメントコンソールにアクセスしたら、New Consoleがあるとのことでそちらを使ってみることにしました。
メールアドレスも、ドメインも[CreateIdentity]から登録するようです。
Domainを選択してメール受信用のサブドメインを入力しました。
他はタグを設定しただけでデフォルトのままです。
DKIMでの所有者認証ということで、CNAMEが3件生成されました。
この時点でRoute 53の該当ホストゾーンにはCNAMEレコードが3件登録されていました。
あっというまにDKIM configurationはSuccessfulになって、Identity statusはVerifiedになりました。
そして、受信設定をしようとすると、新しいコンソールではまだサポートしていないようです。
残念。
Route 53でMXレコードは手動で設定しました。
値は以下です。
10 inbound-smtp.us-east-1.amazonaws.com
バージニア北部での受信設定ですので、他のSES受信をサポートしているリージョンで使う場合は、us-east-1を変更します。
受信ルール設定
では、気を取り直して古いコンソールで受信ルールを設定しました。
Recipientsはサブドメインを指定しました。
メールアカウントで絞るつもりは今のところはありません。
受信はS3バケットで行うので、ActionでS3を選択して、バケットは[Create S3 Bucket]を選択しました。
Bucket nameを入力してバケットを新規作成しました。
Rule setは新規作成しました。
これでひとまず作成です。
S3バケットには以下のようなバケットポリシーが自動作成されていました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "AllowSESPuts-1234567890", "Effect": "Allow", "Principal": { "Service": "ses.amazonaws.com" }, "Action": "s3:PutObject", "Resource": "arn:aws:s3:::bucketname/*", "Condition": { "StringEquals": { "aws:Referer": "123456789012" } } } ] } |
S3バケットのブロックパブリックアクセスはオフになっていたので、オンにしました。
テストメールを送信して、オブジェクトを確認すると、新たなオブジェクトが作成されていたので、オブジェクトアクションの[S3 Select を使用したクエリ]で内容を確認しました。
受信メールのテキストがオブジェクトとして作成されていることが確認できました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第2版」という本を書きました。
【PR】 「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
VPN接続先のADで管理されているドメインにEC2 Windowsインスタンスから参加する
オンプレミスに見立てたオハイオリージョンにVyOSインスタンスを起動して東京リー …
-
-
AWS X-Ray SDK for PythonをOrganizations組織内にLambda Layersで共有しました
ローカルでパッケージ作成 インストールコマンドはこちらAWS X-Ray SDK …
-
-
Amazon S3アクセスポイント経由からアクション可能なポリシー
S3アクセスポイントを使うことで、複雑で長いバケットポリシーを避け、アクセスポイ …
-
-
Rocket.ChatをAmazon EC2 Ubuntuサーバーで起動
こちらRocket.Chatを1行でAWS上に導入を参照させていただきました。 …
-
-
AWSアカウントでルートユーザーが使用されたときにTeamsへ投稿する
Organizations組織内のアカウントのいずれかでルートユーザーが使用され …
-
-
Systems Manager セッションマネージャアクセスのCloud9(SSHなし)
作成画面 いつからできるようになっていたのか気づいてなかったのですが、Cloud …
-
-
AMIをOrganizations組織で共有しました
よく使うAMIをOrganizations組織内のリソースパブリッシュ用のアカウ …
-
-
S3リクエストメトリクスをプレフィックスを指定して有効化
検証でどのリクエストがどれぐらい発生しているのか、さっと知りたくなったので、特定 …
-
-
S3バケットのデフォルト暗号化はデフォルトだったことを確認しました
S3バケットのデフォルト暗号化は名前のとおりだとデフォルトなので、暗号化を指定し …
-
-
EC2のAMIとRDSのスナップショットを他のAWSアカウントに共有してブログサイトをAWSアカウント間で引っ越す
当ブログで使用しているEC2とRDSを環境の整理のため、他のAWSアカウントへ引 …