CloudFormationスタックポリシーでスタック更新を防止する
CloudFormationのスタックにスタックポリシーを設定することによって、スタック更新時に特定のリソースの更新を防止できます。
- CloudFormationテンプレート
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AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09 Resources: MyInstance: Type: 'AWS::EC2::Instance' Properties: ImageId: ami-0c2b8ca1dad447f8a InstanceType: t3a.nano SecurityGroups: - !Ref ServerSecurityGroup ServerSecurityGroup: Type: 'AWS::EC2::SecurityGroup' Properties: GroupDescription: Enable HTTP access via port 80 SecurityGroupIngress: - IpProtocol: tcp FromPort: '80' ToPort: '80' CidrIp: 0.0.0.0/0 |
例えば上記のようなテンプレート(バージニア北部リージョン用)でスタックを作成します。
- スタックポリシー
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{ "Statement" : [ { "Effect" : "Allow", "Action" : "Update:*", "Principal": "*", "Resource" : "LogicalResourceId/ServerSecurityGroup" } ] } |
スタック作成時の詳細オプションでスタックポリシーを指定できます。
セキュリティグループのみを変更許可するスタックポリシーにしてスタックを作成しました。
- 更新失敗確認用CloudFormationテンプレート
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AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09 Resources: MyInstance: Type: 'AWS::EC2::Instance' Properties: ImageId: ami-0c2b8ca1dad447f8a InstanceType: t3a.micro SecurityGroups: - !Ref ServerSecurityGroup ServerSecurityGroup: Type: 'AWS::EC2::SecurityGroup' Properties: GroupDescription: Enable HTTP access via port 80 SecurityGroupIngress: - IpProtocol: tcp FromPort: '80' ToPort: '80' CidrIp: 0.0.0.0/0 |
EC2のインスタンスタイプを変更してスタックの更新をしてみます。
EC2インスタンスの更新がスタックポリシーで許可されていないので、UPDATE_FAILDになりました。
スタックポリシーは明示的な許可がない場合は更新が拒否されます。
許可するリソースが多くて、拒否するリソースが限定的な場合はすべてを許可して拒否するリソースのみDenyで明示的な拒否ができます。
- 更新成功確認用CloudFormationテンプレート
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AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09 Resources: MyInstance: Type: 'AWS::EC2::Instance' Properties: ImageId: ami-0c2b8ca1dad447f8a InstanceType: t3a.nano SecurityGroups: - !Ref ServerSecurityGroup ServerSecurityGroup: Type: 'AWS::EC2::SecurityGroup' Properties: GroupDescription: Enable HTTP access via port 80 SecurityGroupIngress: - IpProtocol: tcp FromPort: '443' ToPort: '443' CidrIp: 0.0.0.0/0 |
それでは、EC2インスタンスの更新は諦めて、セキュリティグループを変更してみます。
成功しました。
期待通りの動作でした。
ちなみにスタックポリシーはスタックの更新時に適用されます。
スタックに含まれるリソースを手動で更新する場合は、制御できません。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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