SendGridのイベントをAPI Gateway -> Lambda(Python) -> DynamoDBに格納する
SendGridのメールイベントログはコンソールで確認出来るのは直近7日分で一括ダウンロードとかもないので、SendGridでメールを送信し始める前にはEvent Webhookを設定してどこかにイベントログを蓄積しておいた方がいいと思います。
後々に開封率やメール内URLとかのクリック率とか受信数とか出さないといけなくなったときにデータがない、とかになってしまうので。
※最低限の設定例です。
目次
Amazon DynamoDB
- 任意の名前のテーブル(ex:’sendgird_table’)を作成します。
- プライマリパーティションキーは sg_event_idにしました。
AWS Lambda
- ロールにAmazonDynamoDBFullAccessのポリシーをアタッチしました。
- Python 2.7
コード
テーブル名は「sendgird_table」としています。
SendGrid Event Webhookからはイベントが配列で送られます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 |
# -*- coding: utf-8 -*- import logging import boto3 import json import traceback import sys logger = logging.getLogger() logger.setLevel(logging.INFO) def lambda_handler(event, context): logger.info(event) try: dynamodb = boto3.resource('dynamodb') table = dynamodb.Table('sendgird_table') for e in event: table.put_item(Item=e) except Exception as e: logger.error(traceback.format_exc(sys.exc_info()[2])) |
API Gateway
- POSTでLambdaを指定します。
- マッピングも何も特にせずデプロイします。
SendGridの設定
- [MailSettings]の[Event Notification]をONにします。
- HTTP POST URLにAPI Gatewayのエンドポイントを設定します。
- イベントは[All]にチェックしました。
- [Test Your Integration]でテスト出来ます。
以上でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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