Amazon Data Lifecycle Manager(DLM)が東京リージョンで使えるようになったのでLambdaでAMI自動取得から乗り換えた
EBSのスナップショットを自動で作成してくれるAmazon Data Lifecycle Manager(DLM)が先日発表されましたが、早くも東京リージョンでも利用可能になりました。
このブログはWordPress(主にEC2+RDS)で構成しているので、「Amazon EC2のAMIイメージを自動取得して保持日数が過ぎたら削除」に書いているようにLambdaで世代管理しながら日次でAMIを作成していました。
このたびDLMが有効になったので、EC2のバックアップはDLMを使うことにしました。
- Policy名を任意で入力します。
- 対象のEBSはタグで指定します。
- スケジュールを12時間おきか24時間おきかで設定します。
- スナップショット作成時間をUTCで指定します。日本のAM4:30に取得されるようにしました。
- スナップショットの世代数を決めます。今回7世代としました。
- スナップショットに設定するタグを決めます。コスト配分タグを有効にしている場合はこの設定大切ですね。
- IAMロールは自動で作成されるものにしました。
そして翌日確認したところ、「Created for policy」というコメントともに作成されていました。
タグは設定していたものと、aws:dlm:lifecycle-policy-id, aws:dlm:lifecycle-schedule-nameというキーが自動生成されていました。
もちろん、スナップショットから直接EC2を起動することは出来ないので、スナップショットからAMIを作成するか、スナップショットからボリュームを作ってAMIから起動したEC2からEBSをデタッチアタッチするなど、復旧の際の手順は必要です。
これは自動化しておけばいいかと思います。
AWSはマネジメントコンソールで出来る操作はすべてコードで扱えます。
LambdaでSDKを使ってコーディングすると非常に簡単に実装が出来ます。
なのでDLMがやっていることも実装出来ますが、マネージドな機能として提供されるというのは良いことです。
どのレベルまでかはわかりませんが、例えばエラーキャッチやリトライなどをコーディング、管理しなくてもよくなるという効果が期待されます。
そして、コーディングしなくても実現できるということは、使えるユーザーの幅が拡がるということですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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