ブログ画像のシンガポールリージョンへのレプリケーションはじめました
2021/01/04
このブログの画像はS3バケットに保存して、CloudFront経由で配信しています。
2020/1/23の記事AWS BackupでRDSスナップショットをクロスリージョンコピーで、「S3はバケット間のクロスリージョンレプリケーションができるので別記事に書きます。」って書いておきながら何もしてませんでした。
これでは大うそつきになってしまいますので、1年経ってしまう前に実践しておきたいと思います。
目次
レプリケーション先バケットの作成
シンガポールリージョンに作成しました。
IAMロールの作成
レプリケーションに設定するためのIAMロールを作成します。
ユーザーガイドのレプリケーションのアクセス許可の設定を参照して作成しました。
信頼ポリシー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 |
{ "Version":"2012-10-17", "Statement":[ { "Effect":"Allow", "Principal":{ "Service":"s3.amazonaws.com" }, "Action":"sts:AssumeRole" } ] } |
アクセスポリシー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 |
{ "Version":"2012-10-17", "Statement":[ { "Effect":"Allow", "Action":[ "s3:GetReplicationConfiguration", "s3:ListBucket" ], "Resource":[ "arn:aws:s3:::yamamanx" ] }, { "Effect":"Allow", "Action":[ "s3:GetObjectVersion", "s3:GetObjectVersionAcl", "s3:GetObjectVersionTagging" ], "Resource":[ "arn:aws:s3:::yamamanx/*" ] }, { "Effect":"Allow", "Action":[ "s3:ReplicateObject", "s3:ReplicateDelete", "s3:ReplicateTags" ], "Resource":"arn:aws:s3:::yamamanx-backup/*" } ] } |
送信元と送信先両方に対しての権限が必要なのですね。
なるほど。
レプリケーションの設定
送信元のバケットの[管理]タブでレプリケーションルールを作成しました。
送信先バケットとIAMロールを選択しました。
送信先バケットではバージョニングを有効にしました。
送信元もバージョニングは有効にしています。
暗号化はなしで、送信先バケットでのストレージクラスは1ゾーンIAにしました。
もちろんアクセス頻度は低いというかほぼありませんし、万が一シンガポールリージョンの1つのAZにアクセスができない期間があってもそれが東京リージョンに何かあったときと同時という可能性は低いと考えられるからです。
その他はデフォルトで作成しました。
既存オブジェクトのコピー
こちらのQAドキュメントを参考に、s3 syncコマンドで実行しました。
ある Amazon S3 バケットから別のバケットにすべてのオブジェクトをコピーするにはどうすればよいですか?
実行環境は、AWS CloudShellです。
1 2 |
$ aws s3 sync s3://yamamanx s3://yamamanx-backup |
結果の確認
1 2 3 |
$ aws s3 ls --recursive s3://yamamanx --summarize > bucket-contents-source.txt $ aws s3 ls --recursive s3://yamamanx-backup --summarize > bucket-contents-target.txt |
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。


開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
AWS Organizationsで新規メンバー登録したアカウントを組織から離して解約
2021年現在ではこの方法しかないと認識していますので書き残します。 そのうち新 …
-
-
S3 過去のオブジェクトバージョンをコピーしてロールバックしました
バージョニングを有効にしているS3バケットで、オブジェクトを以前のバージョンに戻 …
-
-
iPad ProのWorking CopyでAWS CodeCommitのリポジトリを使う
iPad Proを導入しましたので、原稿執筆や校正でフル活用しようと思いまして。 …
-
-
クロスリージョンでEFSをマウントしてみる
ニーズがあるかどうかはさておき、クロスリージョンでのEFSファイルシステムをマウ …
-
-
AWS WAFのマネージドルールを見てみました
Web ACLで[Add managed rule groups]を選択しました …
-
-
Amazon VPCにオンプレミス検証環境想定プライベートDNSサーバー(BIND)をEC2で起動する
オンプレミス想定の検証で使うために、Amazon VPCにプライベート向けDNS …
-
-
EC2 Amazon Linux 2 にAmazon LinuxからWordPressを移行
このブログを新しいインスタンスに移行することにしました。 2015年5月にAma …
-
-
CloudFrontディストリビューションを別アカウントへ移動する
すでにCNAMEを設定しているCloudFrontディストリビューションを、別ア …
-
-
Amazon Linux2(EC2)にEC-CUBE 4をインストール
こちらのHOMEお知らせ・コラムAmazon Linux2にEC-CUBE4.0 …
-
-
AWS SSOのパスワードリマインダーでADのパスワードを変更
AWS Managed Microsoft ADを構築してユーザー追加までで構築 …