AWS Client VPNのクライアント接続ハンドラを試してみました
2021/07/07
AWS Client VPNを設定しましたで証明書とかせっかく作ったので、いろいろ試してみます。
まずはLambdaで接続ハンドラーを設定して独自ロジックで承認できるというのをやってみました。
Lambda関数はあらかじめ作成しておきますが、”AWSClientVPN-“から始まる関数名にする必要がありました。
そして、作成後に気づいたのですが、Lambdaにリソースベースのポリシーもできませんでした。
LambdaのIAMロールにも特別何かのポリシーも設定していません。
ということはプル型ではないですし、リソースベースのポリシーがないということはプッシュ型でもないというか、何かにプッシュはされてるのかもだけど、”AWSClientVPN-“という名前を設定しているということが実行の許可をしているということにしているのか、なんだか気持ち悪いですが、もうそういうことでいいとします。
AWSクライアントVPNの設定で、クライアント接続ハンドラARNにLambdaのARNを指定しました。
今回のコードはPython3.8でこちらにしました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
def lambda_handler(event, context): print(event) return { "allow": True, "error-msg-on-failed-posture-compliance": "", "posture-compliance-statuses": [], "schema-version": "v1" } |
ユーザーガイド接続承認に記載のレスポンススキーマにあわせました。
リクエストeventはこちらでした。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
{ 'endpoint-id': 'cvpn-endpoint-0702364d39b4e5304', 'connection-id': 'cvpn-connection-0d03446a94bfa013d', 'common-name': 'client1.domain.tld', 'username': None, 'platform': 'mac', 'platform-version': None, 'public-ip': 'xxx.xxx.xxx.xxx', 'client-openvpn-version': '2.4.5', 'groups': [], 'schema-version': 'v2' } |
実際に使用するときには、このevent情報を判定に使って、”allow”: Trueを返すか、”allow”: Falseを返すかのロジックを実装するということですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第2版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
特定のIAMロールをLambda(Python)で削除する
やりたいこと 特定アカウントの特定の名前が含まれるIAMロールをまとめて削除した …
-
EC2 Instance Connect向けのセキュリティグループのソースにプレフィックスリストを
EC2 Instance Connect、便利ですね。 キーペア不要で、EC2イ …
-
PyCharmにAWS Tool kitをインストールしてサンプルのLambda関数をデプロイして実行しました
この記事はJetBrainsIDE Advent Calendar 2018に参 …
-
Pepperで撮影した写真をAmazon Rekognitionで分析してその結果をPepperがしゃべる ~(1)AWS編~
Pepperの機能を使えるところは使って、何かしたいなあと思ってまして。 目(カ …
-
S3をトリガーにしたときのLambdaのリソースベースポリシー
LambdaのトリガーでS3を設定したとき、自動的にLambdaのリソースベース …
-
ブログの画像を別アカウントのS3に移動するためにIAMロールでクロスアカウントアクセス
ずっと先延ばしにしていたのですが、このブログの画像はEC2から直接配信しています …
-
EC2 Auto ScalingカスタムメトリクスのモニタリングにCloudWatch検索式が便利でした
EC2 Auto Scalingで起動したインスタンスのカスタムメトリクス この …
-
ヤマムギ vol.24 API GatewayでREST API作成と直接DynamoDB登録のデモをしました
2週間ぶりのヤマムギ勉強会デモなのでなんだか久しぶりな気がしました。 今日はポケ …
-
AWS CodeStarのプロジェクトテンプレートLambda+Pythonによって生成されるもの
勉強会のデモで、AWS CodeStarのプロジェクトテンプレートLambda+ …
-
AWS CodeCommit 認証情報ヘルパーをmacOSに設定しました
AWS CLI 認証情報ヘルパーを使用して Linux, macOS, or U …