ACM(AWS Certificate Manager)の承認メールを受け取るためにAmazon SESを設定する
2017/07/13
何のためでもいいのですが、ドメインは持っているけど、そのドメイン宛にメールを送られても受け取るメールサーバがないという場合にSESを使います。
ACM(AWS Certificate Manager)の承認メールを受け取るために使うことが多いのでそれもあわせて書いておきます。
目次
S3バケットの作成
まず、SESで受信したメールを格納するバケットを作ります。
作成したバケットにはバケットポリシーを次のように設定します。
- Resourceの「yourdomain-mail」はバケット名
- aws:RefererはAWSアカウント
SESの設定
[Domains]で [Verify a New Domain]をクリックします。
ドメイン名を入力して[Verify a This Domain]をクリックします。
TXTレコードとMXレコードが表示されるのでドメインのDNSを管理しているところでそれぞれのレコードを設定します。
(Route 53の場合はワンクリックで反映出来るボタンがあったかと思います)
登録したDNSレコードの反映が確認出来ると[pending verification]から[verified]になります。
ルールセットを設定します。
[Create Rule]をクリックします。
Recipientsにドメインを入力します。
Actionsを次のように設定します。
- S3 先ほど作成した S3 bucketを設定します。
- Stop Rule Set
[Rule Name]を設定して [Rule position]に
ACM(AWS Certificate Manager)で証明書の取得
今さらいわずもがなですが、無料です。
[証明書のリクエスト]をクリックします。
ドメイン名を入力して[確認とリクエスト]をクリックします。
ワイルドカードも使えます。
そして無料です。
すると、先ほど設定したSESのS3バケットの何通かメールが届いています。
ドメイン名のwhoisで登録されているメールアドレスと他、admin@yourdomain.comとかwebmaster@yourdomain.comとかといったアカウントに自動送信されるので、それらがすべて届いています。
S3に届いているテキストファイルをダウンロードするなどして開いて、Approve用のURLを探してブラウザで開きます。
[I Approve]をクリックします。
証明書が[検証保留中]から[発行済]になって使えるようになりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
AWS Organizationsからアカウントを新規作成してみて
AWS Organizationsでアカウントを新規作成することがありましたので …
-
-
AWS認定試験の自宅受験で壁のポスターを注意されちゃいました
AWS認定オンライン受験をしてみましたに書きましたとおり、自宅受験デビューしまし …
-
-
Amazon Connectで電話を転送する
かかってきた電話を転送するようにしました。 問い合わせフローで[終了/転送]から …
-
-
Amazon BedrockがGAしたので触りました(boto3からも)
Amazon Bedrock Is Now Generally Availabl …
-
-
S3 過去のオブジェクトバージョンをコピーしてロールバックしました
バージョニングを有効にしているS3バケットで、オブジェクトを以前のバージョンに戻 …
-
-
AWS Client VPNのクライアント接続ハンドラを試してみました
AWS Client VPNを設定しましたで証明書とかせっかく作ったので、いろい …
-
-
LMA(amazon-transcribe-live-meeting-assistant)を海外とのインタビューミーティングで使ってみました
amazon-transcribe-live-meeting-assistant …
-
-
EC2:RunInstances APIにリクエストしてEC2インスタンスを起動(署名バージョン4、Postman)
AWSのAPIリクエストってHTTPでもよかったですよね?って思って、確認のため …
-
-
Amazon SNSサブスクリプションフィルターを設定してPython(boto3)からPublish
上記のような構成でRocketChatを使うとき使わないときがあります。 都度都 …
-
-
QuickSightのVisualizeをダッシュボード化して定期メール
「Backlogの実績工数をAmazon QuickSightで可視化してわかっ …














