Amazon Pinpoint Workshopの1(Eメール)
2021/04/20
ここ数年、AWS re:Inventのハンズオンでは、Web上のxxxx.workshp.awsというURLに手順があることが多かったです。
この各Workshopですが、Googleで「サービス名 Workshop」で検索すると出てきます。
もしかするとどこかにリンク集や検索ページのような入口になるページがあるのかもしれませんが。
Pinpointちゃんと触ったことがなかったのでやってみます。
Pinpointはユーザーエンゲージメントサービスのようです。
ユーザーにDMを送信したり、キャンペーンを設定したり、アプリケーション上での行動分析を行うことができそうです。
多機能なので何回かに分けて記録します。
まず一回目はプロジェクトの作成からEメール関連機能です。
目次
プロジェクトの作成
スタート画面で、プロジェクト名を入力して[プロジェクト作成]ボタンを押下しました。
今回はYamamugiというプロジェクトにしました。
設定ダッシュボードのような画面になりました。
この画面を見るだけでざっと何ができるサービスなのかが想定できそうです。
Eメールの設定
Workshopの手順どおりに進めますので、左のペインから辿ります。
まず、[設定]-[Eメール]-[IDの詳細]で[編集]を押下しました。
[このプロジェクトのEメールチャネルを有効にする]にチェックを入れました。
IDタイプはEメールにしました。
DNS設定でドメインまるごと検証することもできるようです。
メールの機能はSES(Simple Email Service)を使っているのでSESに登録済のメールが選択できました。
メールの送信
作成したチャネルを使って送信テストをします。
[メッセージングをテスト]を選択してEメールでテスト送信を設定します。
送信先に4つのメールアドレスを入力しました。
この時点ではプロジェクトはサンドボックス環境にあって、テスト目的でしか使用できません。
テスト利用のため以下の制限があります。
- Eメールは、検証済みアドレスおよびドメインからのみ送信できます。
- 検証済みEメールアドレス、またはメールボックスシミュレーターと関連付けられたアドレスのみにEメールを送信できます。
- 最大で24時間あたり200メッセージを送信できます。
- 最大で1秒あたり1メッセージを送信できます。
2つ目の制限があるため、送信先も検証済みの宛先のみ許可されます。
私の環境ではSESでドメイン検証しているアドレスがあるので、そこに送信しました。
検証していないメールアドレスに送信しようとすると「Email address is not verified」というエラーになりました。
テストが完了してプロジェクトを本番利用するときには、クォーター引き上げリクエストをする必要があります。
ちゃんとメールが届いていました。
[分析]-[トランザクションメッセージング]で、送信、配信、開封などの統計が見れました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
【PR】 「AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー」という本を書きました。
【PR】 「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
【PR】 「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」という本を書きました。
【PR】 「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル」という本を書きました。

開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター3年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
AWS Systems Manager Session ManagerでLinuxインスタンスのRun Asサポートを有効にする
AWS Systems Manager Session Managerの設定画面 …
-
-
AWS Savings Plansを検討しました
今、個人でAWSアカウントを7つ使っています。 Savings Plansが使え …
-
-
AWSアカウントrootユーザーのメールアドレスを変更
昔、うっかり会社の個人メールアドレスで作ってしまったAWSアカウントがあるのでメ …
-
-
EC2:RunInstances APIにリクエストしてEC2インスタンスを起動(署名バージョン4、Postman)
AWSのAPIリクエストってHTTPでもよかったですよね?って思って、確認のため …
-
-
WordPressで発生した「No space left on device」に対応
CloudWatch Logsメトリクスフィルターで「No space left …
-
-
特定AWSアカウント特定リージョンのSQSキューを削除するLambda(Python)
やりたいこと 特定アカウント内特定リージョン内のSQSキューを全部削除したいです …
-
-
AWS Cost Explorerの設定で「EC2リソースの推奨事項を受け取る」を有効にしました
「EC2リソースの推奨事項を受け取る」という機能がAWS Cost Explor …
-
-
AWSのサービス数を数えてみました(2020/5/23)
何をもってサービスという単位にするかというのはあるかもしれませんが、とりあえず情 …
-
-
新規アカウントでAWS Budgetsの設定をしました
新規で組織を作ってAWS Budgetsを久しぶりに設定しました。 作成してすぐ …
-
-
AWS Lambda(Python3.7)でPandocを実行する際にCSSもLayerから読み込む
Pandocで必要そうなオプションを確認しておく 先日の「AWS Lambda( …