既存のAWSアカウントをAWS Control Towerに追加
2022/01/01
目次
Account Factoryからは既存アカウントは追加できない?
AWS Control TowerのAccount Factoryの画面の解説には以下のように書いてありました。
「アカウント登録により、新しいアカウントがプロビジョニングされるか、既存のアカウントがAWS Control Towerによる管理に追加されます。
ランディングゾーンに新しいアカウントを作成する場合は、新しいEメールを指定するか、既存のEメールを指定して、既存のAWSアカウントにガバナンスを拡張します。」
既存のアカウントも追加できそうな雰囲気です。
ユーザーガイドでは、Organizationsに招待した既存アカウントをAWS Control Towerの管理下にすることができるとは書いてますが、Account Factoryから招待できるとは書いていないようです。
ですが、やってみました。
Service Catalogへ登録リクエストが送信されました。
Service Catalogで見てるとエラーで終わりました。
「custom_message: AWS Control Tower cannot create an account using email xxxxxx@xxx.xxx because an AWS account with that email already exists, but it is not part of your AWS Control Tower organization.,」
すでにあるアカウントのメールアドレスなので登録できない、というようなメッセージに見えます。
ユーザーガイドどおりの手順で改めて登録しました。
AWS Organizationsで招待
組織のマスターアカウントからルートユーザーのメールアドレスに対して招待しました。
招待される側の既存アカウントでもOrganizationsから招待を承認しました。
マスターアカウント側で予定していたOUに既存アカウントを追加しました。
AWS Control TowerでOUの再登録
追加したOUをAWS Control Towerで確認すると、管理対象のアカウントが0/1になっています。
OUを選択して[再登録]ボタンを押下しました。
確認画面で処理対象のアカウントが表示されています。
利用規約に同意して[OUを再登録]ボタンを押下しました。
登録がスタートしました。
登録が完了すると、SNSトピック、Lambda関数、IAMロールなど必要なリソースが既存アカウントに追加されて、AWS Control Towerの管理対象になりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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