Amazon Rekognitionでイベント参加者の顔写真を解析して似ている人ランキングをその場で作る
2017/10/19
2017/9/21に開催されたAWS Cloud Roadshow 2017 大阪のナイトイベント「JAWS-UG in AWS Cloud Roadshow 2017 大阪」の一部の企画として、当日お越しいただいた参加者の顔写真と、事前に設定している6人の有名人の写真との顔比較を行って、一番似ている人に豪華景品、という催し物をしました。
前日までに準備しておけばよかったのですが、前日まで夜な夜なパーティーが続いていたため、当日の朝に1時間半で準備しました。
結論は、Amazon Rekognitionを使えば、こんなことも1時間半で実現出来てしまうんだと、感動とそしてかなりほっとしました。
構成はこちらです。
Amazon AthenaとQuickSightは15分程度で出来ました。
Lambda Function
ソースコードはこちらです。
ランタイムはPython 3.6です。
1 2 |
client = boto3.client('rekognition') |
Rekognitionクライアントをboto3.clientで作ります。
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response = client.compare_faces( SourceImage={ 'S3Object': { 'Bucket': bucket_name, 'Name': key } }, TargetImage={ 'S3Object': { 'Bucket': bucket_name, 'Name': target_key } }, SimilarityThreshold=0 ) |
compare_facesで比較します。
SourceImageとTargetImageを比較します。
両方ともS3にJPGとPNG形式で画像があるので、バケット名とキーを指定します。
SimilarityThresholdで最低の敷居値を指定します。
今回は類似値0.1%とかも全部拾って欲しいので0を指定しました。
1 2 |
similarity = response['FaceMatches'][0]['Similarity'] |
responseのFaceMatchesにSimilarityという値があるので、それ拾って別のS3バケットへJSONで格納します。
S3に格納した後はAthenaでクエリー発行してテーブル構造にしてQuickSihtで可視化します。
Athenaでテーブルを作ったときのQuery
GUIから設定してクエリーを生成することが出来ます。
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CREATE EXTERNAL TABLE IF NOT EXISTS jawsugnight2017.compare_face ( `source` string, `target` string, `similarity` float ) ROW FORMAT SERDE 'org.openx.data.jsonserde.JsonSerDe' WITH SERDEPROPERTIES ( 'serialization.format' = '1' ) LOCATION 's3://jawsugnight2017result/' TBLPROPERTIES ('has_encrypted_data'='false'); |

開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITトレーナー2年目のSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
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