Amazon S3オブエジェクトへのリクエストをCloudTrail, Athenaで識別
2021/06/06
こちらCloudTrail を使用した Amazon S3 リクエストの識別に書いているとおりに設定しました。
目次
Query result locationバケットの設定
Athenaをはじめて作成するアカウント、リージョンでしたので、Query result locationのS3バケットを設定しました。
Athenaデータベースの作成
1 2 |
CREATE DATABASE s3_cloudtrail_events_db |
[Run Query]で実行しました。
テーブルの作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 |
CREATE EXTERNAL TABLE s3_cloudtrail_events_db.cloudtrail_myawsexamplebucket1_table( eventversion STRING, useridentity STRUCT< type:STRING, principalid:STRING, arn:STRING, accountid:STRING, invokedby:STRING, accesskeyid:STRING, userName:STRING, sessioncontext:STRUCT< attributes:STRUCT< mfaauthenticated:STRING, creationdate:STRING>, sessionissuer:STRUCT< type:STRING, principalId:STRING, arn:STRING, accountId:STRING, userName:STRING> > >, eventtime STRING, eventsource STRING, eventname STRING, awsregion STRING, sourceipaddress STRING, useragent STRING, errorcode STRING, errormessage STRING, requestparameters STRING, responseelements STRING, additionaleventdata STRING, requestid STRING, eventid STRING, resources ARRAY<STRUCT< ARN:STRING, accountId:STRING, type:STRING>>, eventtype STRING, apiversion STRING, readonly STRING, recipientaccountid STRING, serviceeventdetails STRING, sharedeventid STRING, vpcendpointid STRING ) ROW FORMAT SERDE 'com.amazon.emr.hive.serde.CloudTrailSerde' STORED AS INPUTFORMAT 'com.amazon.emr.cloudtrail.CloudTrailInputFormat' OUTPUTFORMAT 'org.apache.hadoop.hive.ql.io.HiveIgnoreKeyTextOutputFormat' LOCATION 's3://bucketname/AWSLogs/123456789012/'; |
ROW FORMAT SERDE ‘com.amazon.emr.hive.serde.CloudTrailSerde’
STORED AS INPUTFORMAT ‘com.amazon.emr.cloudtrail.CloudTrailInputFormat’
OUTPUTFORMAT ‘org.apache.hadoop.hive.ql.io.HiveIgnoreKeyTextOutputFormat’
CloudTrail SerDeというのを使っているのですね。
bucketnameはCloudTrailのログを出力しているS3バケットを指定しました。
作成できたので、テストクエリーで確認します。
1 2 3 4 |
SELECT * FROM s3_cloudtrail_events_db.cloudtrail_myawsexamplebucket1_table WHERE eventsource='s3.amazonaws.com' LIMIT 2; |
クエリー結果が表示されました。
S3オブジェクトへのリクエストを抽出
期間を指定してGetObjectを抽出してみました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 |
SELECT eventTime, eventName, eventSource, sourceIpAddress, userAgent, json_extract_scalar(requestParameters, '$.bucketName') as bucketName, json_extract_scalar(requestParameters, '$.key') as object, userIdentity.arn as userArn FROM s3_cloudtrail_events_db.cloudtrail_myawsexamplebucket1_table WHERE eventName = 'GetObject' AND eventTime BETWEEN '2021-06-01T00:00:00Z' and '2021-06-03T00:00:00Z' |
出力できました。
1.44GBのデータをスキャンして、1分32秒かかりました。
コストもパフォーマンスもよくないですね。
次のブログでパーティショニングを試します。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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