ヤマムギ

growing hard days.

*

「ChatGPT Meetup Osaka #2」に参加しました

      2024/08/18

ChatGPT Meetup Osaka #2に参加してきました。

今日も素敵な会場 gusuku Ashibinaa Osakaをご提供いただきましたR3インスティテュートさん!

Techカンファレンスのセッション情報を話すRAGを作ってみた話

Okamoto Hidetakaさん

WordCamp Kansaiのセッション情報を問いあわせるRAG(Retrieval-Augmented Generation)を作られた話。
渡す情報(コンテキスト)が長すぎると制限に引っかかる可能性があるので、関係性の高い部分だけを渡したい。
なのでRAGには関連性、類似性で検索できるベクトル検索がよく使われている。

セッション情報はWordPressにあるのでWordPress APIで全部取得した。
HTMLタグがじゃまなので、Marlkdownに変換された。
プラットフォームはCloudflare Embeddings、Cloudflare Workers AI、Cloudflare Workers。
LangChainのTextSplitterでテキストを分割して、Embeddingsでベクトルデータへ変換した。

RAGのretrievalの評価を”ranx”で行う

Shimizu Kuniakiさん

rankはRAGの精度を評価できるツール。
ほかには、Ragas, Prompt Flow, promptfoo,など
RAGの要素を大きく分けると、RetrievalとGeneration。
ほかにはのツールはRAG全体を評価するものが多い。
ranxはRetrievalを評価するツール。

非エンジニアの税理士が学んだこと

Takaeda Ayaさん

スライドがすごくおしゃれな、独立されてる税理士で占い師のたけださん。
AIに奪われる職業ランキングで必ず税理士が入っているので、税理士の仕事を効率化しやすいのではと思われた。
くしゃくしゃなレシートでもGPT4oのOCRでcsvにしてもらったらできた。

私はfreeeとMoneyForwardをカードと口座連携で自動仕訳してるから、レシートや領収証から入力するということをしてない。
なので、OCRの必要性を全然感じてないんですが、まだまだワークフローシステムさえ使っていない会社もけっこうあるらしい。

占いというものは実はスピリチュアルなものではなく、経験や性格など多方面の情報に基づく人生のアドバイス的なもの。
なのでLLMにはまだそこまでの分析や予測はできないので向いていなさそう。

AIで生成したものをAIでチェックしてる話

Sumida Ippeiさん

スタイリストさんがあった服を選んでくれて試させてくれるDROBE(https://drobe.jp/)のSumidaさん。
スタイリストさんは服といっしょにメッセージを送られている。
この個人向けのメッセージをパーソナライズされたサービスとは別に、サイト上で万人向けに表示しているページで使用されることを検討されている。
該当ページにはメッセージらしいものは現在なく、シンプルに服の情報だけなので、汎用なメッセージでも暖かいメッセージが表示できる。

ユーザーさんは70ぐらいの質問に答えてもらったカルテがある。
その属性に応じてスタイリングを提案しているページもある。
個人向けに作成されたメッセージを同じ属性のユーザーさんに提案しているスタイリングページで利用できるのでは。
個人情報やパーソナライズされた情報を削除(サニタイズ)するAPI、その結果をチェックするAPIをそれぞれOpenAI APIで開発されていた。

今あるものを効率化して魅力を失うのではなく、今ないものを実現してさらに魅力を付加する発想って素敵ですね。

Kong AI Gateway – LLMと上手く付き合うためのKong流アプローチ

Shinichi Hashitaniさん

World API IntegerationなKongさん。
複数のLLM APIのエンドポイントを一本化していく、APIのゲートウェイをサービスとして提供されている。
AI Prompt Decoratorはユーザーがパラメータを追加してプロンプトを調整できる。

生成AIによりこれからも増えていきそうな各API。
これらの認証などを開発者側が個別に管理しなくても、まとめて呼び出せるようにAPIを一本化していくGateway。

AIエージェントのはなし

Yoshida Shingoさん

AIエージェントとは、環境を認識し目標を達成するために自律的に行動する存在。
紹介されていた論文で、ボットに初学者としてふるまってもらって、コーディングを教えていくという論文がありました。
これ、ちゃんと初学者らしい初学者としてふるまってくれたり、ちょっとしたパラメータ変更ができて多様な受講者モデルを簡単に作られたら、人材育成事業で活用できますね。

ARグラスにChatGPTを入れてみた

こたうちさん

音声でメガネに命令をされるデモをされて、その次に眼の前の人の数を数えるデモをされていました。
後者はARグラスの特性を活かされてて面白いなあと思いました。

例えばこんなことができるのではと思いました。
* 受講者さんを顔照合して過去の受講記録やアンケートコメントを表示
* 受講者さんの顔の感情分析をして困惑している人を色で判断、分析結果はデータベースに随時記録し分析対象にする
* 海外で目に映るものをすべて翻訳し、観光提案もしてくれる
* 顔照合で名刺を表示
* 脳にいい感じにつなげて(耳に対しての骨伝導みたいな)グラスに映ったものを脳へ視覚信号として伝える

まとめ

生成AIも周辺サービスも技術もユースケースもこれからもどんどん出てくると思いますので、勉強会などの機会を活用して、積極的にインプット/アウトプットしていきたいです。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - event, study

ad

ad

  関連記事

「JAWS-UG 名古屋 あけましておめでとう! セキュリティで始める2022年!!」で発表しました

「AWSセキュリティ新機能と共に進化したMy Individual blog(私 …

「四国クラウドお遍路 2022 -ノーコード時代の今だからこそ地方のクラウド活用再入門-」に参加しました

高松の香川大学で開催された「四国クラウドお遍路 2022 -ノーコード時代の今だ …

「機械学習・データサイエンス基礎講座(1)」に参加しました

異業種データサイエンス研究会を主宰されている井伊さんが開催される連続の基礎講座の …

Java SE 7 Silver対策勉強をしながらメモ 2015/2/11

練習問題4日目。 とりあえずひと通り終了。 317問中288問正解、90.85% …

Developers Summit 2024「技術を超えた成長へ:エンジニアとしてのマインドセットと学びの旅」を見ました

NECソリューションイノベータ株式会社 田中 拓摩さん SAP基幹システムのAW …

JAWS DAYSで人生が変わった話

明日はJAWS DAYS 2021です! JAWS DAYSが変えた私の人生 「 …

JAWS DAYS 2022で大阪サテライトスタッフ、サポーターセッション登壇、懇親会LT登壇しました

2022/10/8(土) JAWS DAYS 2022で大阪サテライト会場のスタ …

AWS Summit 2016 Tokyoに参加してきました (Day3)

飛天3日目です。 JAWS-UGブースのすぐ前にあったこのお水がめちゃめちゃおい …

ヤマムギvol.16 AWSでLinuxサーバー起動、管理コマンド、インストールコマンドのデモをしました

ゴールデンウィーク10日連続朝30分のデモチャレンジ4日目です。 80名さんもの …

JAWS-UG 関西IoT専門支部「マクニカkibo + AWS IoTハンズオン」に行ってきました、というか運営メンバーとして参加してきました

2015/12/19(土)はJAWS-UG 関西IoT専門支部の記念すべき1回目 …