CloudTrailイベントのコストしか発生していないリージョンのコスト発生源を調査しました
目次
調査のきっかけ
ふと検証用AWSアカウントのCostExplorerを見てました。
私が使ってる検証アカウントで、東京リージョンとバージニア北部しか使っていないはずなのに、なぜシンガポールリージョンでコストが発生してるんだろ?と思って調査してみました。
CostExplorerで調査
AWSアカウントとリージョンでフィルターして、ディメンションをサービスにするとCloudTrailのみでした。
シンガポールリージョンでコストが発生しているのは、CloudTrailのみということになります。
ディメンションを使用タイプにしたら何かわかるかなと思って、確認してみました。
どうやらDataEventで発生しているということがわかりました。
CloudTrailのログを確認
Athenaで検索できるようにパーティション化してましたので、検索してみました。
いくつか絞りながらSQLクエリを実行して、最終的にこちらのSQLクエリで判断しました。
|
1 2 3 4 5 6 7 |
SELECT date, useragent, count(*)FROM "cloudtrail_events_db"."cloudtrail_logs_trainocate" where account='123456789012' and region='ap-southeast-1' and date between '2024/05/02' and '2024/05/04' group by date, useragent order by date, useragent |
CloudTrailログを書いたuseragentごとに3日間の件数を出してみました。
結果、圧倒的にreplication.dynamodb.amazonaws.comが多くのイベントを発生させていることがわかりました。
結果
シンガポールに東京リージョンのDynamoDBテーブルのグローバルテーブルをデモ目的で作っていたんでした。
もう不要なのでグローバルテーブルを削除。
これで1日 $0.52の削減。1月で$15ぐらい。放置し続けるともったいないところでした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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