ヤマムギ

growing hard days.

*

Developers Summit 2018 「将棋プログラムPonanzaにおける強化学習、ディープラーニングとその先」を聞きました

      2018/02/17

以下は、思ったことや気になったことをメモしていますので、必ずしも登壇者の発表内容やご意見ではないことを、ご承知おきください。

スピーカーはHEROZの大渡さん

HEROZ Kishinという独自AIを活用したソリューションを提供されている。

ゲームAI大会というのがあるんですね。
きっとその名前のとおりの大会なのでしょうね。

将棋プログラム


ミニマックス法ベースのアルゴリズムで出来ている、
お互いが最善の行動をした場合の評価を計算していく、
パラメータ数が数千万ぐらいあるので人間が手計算するのは不可能、とのこと。

Ponanzaと他プログラムとの違い

コードが短くて読みやすい。1万行ぐらい。
なので実戦検証のプログラムが充実してトライアンドエラーが早くまわせた。

ディープラーニング


一言で言うと「大量の足し算と掛け算の集合」らしい。なるほど。
AlphaGoZeroは盤面の履歴から最善手の予測と勝率の予測をニューラルネットワークで同時に計算している。
Ponanzaもニューラルネットワーク導入後はAlphaGoZeroと同じ。
ライブラリにTensorFlowを使っている。

これまでの将棋のプログラムは秒間600万局面を探索して理詰めで評価する。ニューラルネットは計算局面は少なく鋭い感性を持っている。

Alpha ZeroはAlpha Go Zeroを汎用的に見直したプログラム。

ニューラルネットで多様性な結果が本当にうまれるのかは、はい、疑問ですね。
でも多様性な結果が生まれるらしい。

ニューラルネットワークやモンテカルロ木探索の限界は思われていたよりずっと高かったらしい。

簡単に書けるようなるというのは本当にそうなんだろうなと思います。
今日のセッションにあったような技術面での話は意識することなく普段使いしていくんだろうなあと思いました。

AIがAI作ったとか聞いたら、もうAIとか作れなくてもよくて、使えればいいんだな。
なので多くの人が知るべきなのは統計学よりも、何をどう使えばどんな結果になるか、場面に応じたうまい使い方は?ってことになるんじゃないでしょうか。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - study

ad

ad

  関連記事

Developers Summit 2024「LLMを活用してオンライン薬局のオペレーションを自動化した話」を見ました

PharmaX株式会社 エンジニアリング責任者 上野 彰大さん オンライン薬局、 …

「第二回 AWSマルチアカウント事例祭り」に参加しました

AWSマルチアカウント事例祭りに参加しました。 YouTube配信でした。 マル …

「Serverless Meetup Japan Virtual #15 – re:Cap」を視聴しました

オンラインで時間がかぶっていなかったので、はしごしました。 場所移動がないのもオ …

「第3回【関西ITベンチャー】開発ツール チラ見せ♡ナイト@大阪」に行ってきました

「第3回【関西ITベンチャー】開発ツール チラ見せ♡ナイト@大阪」に行ってきまし …

「Media-JAWS 【第10回】渋谷に集合!」に参加しました

Media-JAWS 【第10回】渋谷に集合!に参加しました。 Media-JA …

DevLOVE関西 「サイボウズ開発の現場」に行ってきました

DevLOVE関西 「サイボウズ開発の現場」に行ってきました 所感 「KAIZE …

「機械学習名古屋・JAWS-UG名古屋共催 Amazon SageMaker オンラインハンズオン〜ハイパーパラメータ最適化とMNIST学習〜」に参加しました

17:40に自宅から徒歩30分の会社の配信スタジオ的なところを出て、歩きながらC …

「【大阪・本町】コミュニティピッチ×ビアバッシュ#0」で自分とコミュニティの関わりを振り返った発表をしてみました

「【大阪・本町】コミュニティピッチ×ビアバッシュ#0」というイベントで発表させて …

VUIがもたらすUXの不可避な流れを感じた日

「INEVITABLE ja night インターネットの次にくるもの 第 4 …

「Serverless Days Tokyo 2023 Beyond the Server: Creating TiDB for Developer」を見ました

2023/9/23にServerless Days Tokyo 2023に参加し …