Developers Summit 2018 「「技術内閣制度」2年間やってきて得られた事とこれから ~開発チーム横断での技術課題解決、技術力強化、エンジニア文化醸成」を聞きました
2018/02/17
以下は、思ったことや気になったことをメモしていますので、必ずしも登壇者の発表内容やご意見ではないことを、ご承知おきください。
スピーカーはジャストシステムの三木さん
目次
技術内閣制度にいたった背景
「人月SIはやらない」ふむふむ。
ジャストシステムさんは技術系社員さんが180名で過半数を超えているテックカンパニー。
「単一的に残業を減らせばいいわけではない」本当にそうですね。
これは、残業なしでどこまで出来るかチャレンジすればいいと思ってます。
どこまでが仕事でどこからがプライベートなのかって線引は多分出来ませんが。
でも、Developers Summitに業務として来れているのは非常に理解してもらえる会社だなと思っています。手前味噌ですね。本編に戻ります。
営業と開発が事業部として製版一体で事業に必要なことを、事業部で決めて進めているとのこと。
技術的課題は多く発生したが、事業部制で縦割りになっているので、部署横断した情報共有がしたいとなってQiita:Teamを導入した。
導入後、成功体験、ノウハウ、しくじり体験、困り事が表面化してきた。
表面化した課題に立ち向かうにはこのままでは難しいとなった。
そして技術内閣制度が出来た。
技術内閣制度とは
大臣と官房長官で構成される枠組み。
大臣(現場で技術力の高いエース級のメンバー)は、課題抽出、解決、実力向上、情報共有、社外活動(外に出る、外に出る人の背中を押す)、人材戦略が役割。
官房長官(開発部長クラス)は、各部間の調整を行う。
活動成果
成果の1は「新規事業、サービス開発」
技術内閣をチームや部署を超えて衆知を集める場所にする。
トラブルが起こったときの駆け込み寺ともする。
何を採用してどう設計するか、検証をどうするか、部門を超えてエンジンやライブラリ、環境の提供も行う。
成果の2は「技術的負債の見える化、返済」
不具合などの顕在された問題と、自社で認識している潜在問題に分けて見える化して改善を行い差分も見える化した。
成果の3は「サービスの運用と監視」
インシデント管理をする、監視ツールを使う、取り入れる手法は取り入れる、といった活動。
成果の4は「生産性向上」
新しい技術を積極的に採用
成果の5は「学びの機会提供、技術力強化」
学ぼうとしている人の背中を積極的に押す
成果の6は「コア技術戦略」
自然言語処理は日本語だけでなく英語、中国語にも対応していく
制度からの学び、今後へ
標準化に必要以上にこだわらずに適切な抽象度で学び方を共有するのは、本当そうですね。きれいごとやなんだか、かっこいい言葉だけでは現場の辛さは解消されないですもんね。
凡事徹底。
これはお話を聞いてて、「やり切る」という感が全編に渡って伝わってきたので、そういう信念をお持ちなんだろうなと思って聞いてました。
最初「大臣」や「長官」といった名前に違和感を感じましたが、枠組みとして重み付けをすることが、制度を成果が出るところまで、関係した方々がやりきれる一つの要因にもなったのかなと最後まで聞いていて、思いました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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