Developers Summit 2018 「NRIの働き方改革 – 開発スタイルから文化まで変えた軌跡 -」を聞きました
2018/02/17
以下は、思ったことや気になったことをメモしていますので、必ずしも登壇者の発表内容やご意見ではないことを、ご承知おきください。
スピーカーはアトラシアンの新村さん。
チームのコミュニケーション、コラボレーションを支援するのがアトラシアンのミッション、存在意義として変わらないもの、最近変わったものはお互いが支え合うイメージのコーポレートロゴと製品ロゴ。
ツールを入れればそれでいいわけではない、文化を変えなければならない。
文化を変えるには異質な要素を受け入れる。
会社の文化に合う人を採用するのが一般的だが、ビジョンやミッションに共感出来る人であれば多様な人を受け入れることで文化を変えていく。
そして、スピーカーはNRIの中川さんに。
NRI社内での導入事例
打ち合わせとメールで1日の多くの時間を使っていた。
この課題を解決するためにアトラシアンのソフトウェアを導入した。
Jira , Confluence , Hipchat , Bitbucketを社内1,780人に展開。
コラボレーションパッケージと開発パッケージとしてパッケージを分けて社内展開した。
ネガティブ意見の反対勢力に苦労したので、キャズム理論を意識して展開するようにした。
そうこうしいてるうちに大規模プロジェクトで使われることが決まった。
でも使い方がわからない問い合わせが多く発生した。
使い方おすすめテンプレート、説明会、ハンズオンを地道に行った。
ライトなツールから展開する。
現行保証して足りないものは作る。
全社展開って大変ですよね。でも社内ツール整備の持論としては「使いたいものを使いたい人が使いたいように使えばいい、フィットするものはユーザーが増えて勝手に定着する」です。人が選んだものは嫌がる人も自分が選んだものは促進すると思います。そうはいかないケースは多いと思いますが #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
「ないものは作ってしまう」というのはすごくあり #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
導入によりNRIで起きたこと
とにかくメールが減った。
情報検索収集の時間が減った。
電話が減った。
他のチームのJiraを見て指摘が出来るようになった。
アンケート結果では1日平均48.9分の削減。
縦割り文化が解消して、チーム文化が統一され、コミュニケーションがライトになり活発化し技術サイクルが早まった。
ManicTimeいいですね。報告の手間もないし、正確なデータがとれますね。 #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
導入促進のために意識する3つのこと
- トップダウンでの導入促進とボトムアップでの普及
- 導入順序
- アトラシアンネイティブ
新人さんは、あるものを使ってそれが当たり前になるので導入の苦労はないですよね。それがなぜかすでにいる人は働き方を変えることを拒否する人がいる。気持ちはわかるけど不思議ですよね。 #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
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