Developers Summit 2018「 IoTサービスを始める際に必要なこととは」を聞きました
2018/02/17
以下は、思ったことや気になったことをメモしていますので、必ずしも登壇者の発表内容やご意見ではないことを、ご承知おきください。
モデレーターはソラコム松下さん、パネラーはIT工房Zの沖さんと、チカクの高橋さん。
まずはじめにソラコム松下さんからソラコムとのIT工房Zとチカクのご紹介。
ソラコムは言わずもがなですがIoTで使うネットワーク技術の課題を解決するサービスを提供している。
パネラーの両社はIoTビジネス、サービスをすでに展開して成功されているとのこと。
IT工房Zの沖さんからIT工房Zのご紹介。
「あぐりログ」という「5分ではじめるスマート農業」をスローガンにした温室環境モニタリングシステムを提供されている。
SORACOM Airが出る前からサービス展開していたが、SORACOM Airが出て乗り換えた。
JAさんなどがユーザー。
チカクの高橋さんからチカクのご紹介。
実家のおじいちゃん、おばあちゃんにまごの動画、写真を簡単に送ることが出来る「まごチャンネル」というサービスを提供されている。
SIM付きのデバイスをテレビにさせばすぐに使えるようにしているので、インターネット契約がなくてもよく、操作は簡単でおじいちゃん、おばあちゃんも困らない、とのこと。
サービス動画にはSORACOM玉川さんのご実家で使用している様子を紹介されていた。
デバイスのデザインが家の形でほっこりしていいですね。
デバイスのデザインがほっこりしてていいですねhttps://t.co/fD2rjQBVtK #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
お題にそってパネルをすすめられるとのこと。
製品やサービスを作るきっかけは?IoTはどのように役立った?
「もともと展開予定のサービスは全然受けずにユーザーの声を聞いて」とは沖さん。
クラウド上にいかにデータを簡単に上げるかが課題だった。
農家さんももともとセンサーつけてやろうとしていたがインターネットテクノロジーで詰まっていた。
電源を入れて吊るすだけで使えるようにした。
「親孝行がしたかった」とは高橋さん。
スマートフォンがあればできそうな要件だが、おじいちゃんおばあちゃんにはスマートフォンは新しい機械で、WiFiとかSSIDとか難しい。
テレビにつなげば使えるようにした。
両社とも設置、設定を壁にしないように簡単にした。
そうすることでサービスがスケールするようになった。
製品の企画や開発中にIoTを意識したことはあった?
「サービス展開後にIoTと気づいた」とは沖さん。
「量産〜サービスイン後に」とは高橋さん。
社外評価でIoTジャンルにカテゴリされることが多くて、なるほどとなった。
実際に「もの」を生産してお客さんに発送しているときに「もの」だなと意識してIoTを感じる。そして「もの」を持ち上げたときに背筋を意識するw #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
IoTで一旗揚げたい、そのときに必要なスキルは?
「すぐやる、射撃しつつ前進、トータル力、はんだづけ(オプション)」とは沖さん。
やりはじめてやりながら仲間を見つける。どういった経験が活かされるかはわからない。色々幅を拡げて視野を広く持っておくことが必要。
「想定力」とは高橋さん。
どれか一つあげると想定力。何が起こるかわからないので、うまくいかないパターンをちゃんと考えておけるか。とはいえ全部やっているといつまでたっても世の中に出せない。考えきって切り捨てる能力が必要。
「はんだ付けは21世紀のbash script」 #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
みなさんにとってのIoTとは
「3年後ぐらいにはIoTっていわないよ」とは松下さん
今更インターネットやろうぜとは言ってない。なのでIoTも浸透して当たり前になったらもう言わない。
「リアルへの架け橋」とは高橋さん
やりたいサービスそのものの形をリアルに落とし込める。
手触り感。
「ソフトウェアエンジニアがリアルワールドで活躍できる世界」とは沖さん
今まではハードウェア屋さんがいて独特の言語とかがあって、IoTのようなことをやろうとすると敷居が高かったけど下がった。そしてソフトウェアエンジニアが一歩踏み出せるようになった。
「インターネットの次にくるもの」は袖だけで十分。本当にそう。袖見たら読むの止まらなくなる。そしていてもたってもいられなくなります。 #devsumiD
— やました (@yamamanx) 2018年2月16日
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
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