Developers Summit 2024「AI時代のソフトウェアテストの現在と未来」を見ました
Launchable, Inc. Co-CEO 川口 耕介さん
和田 卓人 さん
オーティファイ株式会社 近澤 良さん
目次
日本のソフトウェアテストの現在地点
「国内のテスト事情と海外のテスト事情、
開発でのAI活用の浸透、
ソフトウェアテストでのAI活用の浸透などをテーマに。」
「ワシントンの観光庁ではSIerにテストを依頼している。
一般企業でもテストはインドでやってることをよく見た。」
アメリカでもSIerに外注するケースもあるのですね。
「英語圏はインドなど海外も含めてタレントプールがすごいからエンジニアのスケールはしやすい。
日本は内製開発を進めようとしてもタレントプールに限界がある。
この違いはある。」
たしかに。
日本の企業もオフショアしている企業もありますが、英語圏の企業に比べるとやりやすさの違いが大きそうですね。
「日本の開発カンファレンスで開発支援に生成AIを使っているか聞いてみると9割ぐらい手が挙がった。(今日この会場では3割ぐらい)」
「テストコードを書いたり実行したりはAIによる追い風になってるけど、AIを活用したソフトウェアのテストはネガティブな方向もある。
毎回同じ結果を得られるものでもないので、テストの結果を自動化しづらくなっている。」
結果が妥当かどうかの検証ができないものも多そうですね。
何が期待した結果だったのか、ですね。
「テストに対しての抵抗が開発者にあった。」
おまけのように考えてしまうことはあるんですかね。
どうすればカバレッジを上げられるかは仕組みやルール作りも必要なんでしょうね。
「開発とQAが分断されるとコミュニケーションコストが高くつく傾向。」
どうなればOKなのかがずれてしまうとテストに意味がなくなってしまいますしね。
「後からなんとかなる余地。
ネットワークにつながっている、修理できる人がそこにいる。
この余地が大きければテスト品質を向上させるためにコストをかけまくるかどうか。
ゲーム品質はネットワークでパッチが適用できるようになってから大きく変わった。」
これ、外製と内製も同じですよね。
外製も後から改修するかどうかをバグか齟齬かでやるやらないのケースもあったり。
内製だとバグだろうが齟齬だろうが、あるべき姿じゃなければ直しますね。
ソフトウェアテストにおけるAI活用の今後
「操作ログをもとに自動でテストを作る。
そんな取り組みも始まっている。」
楽そうでいいですね。
ある程度までの自動化から始まっていくといいのかもですね。
仕様書とかドキュメントをもとにテストコードが自動でできてほしい。
「機械翻訳で出てきたものを人がレビューして直す。それが当たり前になっている。
AIによるテストの自動化もまず最初にAI、その後に人がレビュー、手直しでよさそう。」
エンジニアにレビューする能力は必要ですね。
感想
AIによって便利になっても、製品の質も人の質も落ちることにならないようにしたいですね。
でも便利にはしたい。
まだまだ発展途上な状況なので、なんでもやってみてチャレンジするしていく、いい時代なのかもしれないですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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