Innovation EGG 第7回 『クラウドネィティブ化する世界』に行ってきました
2016/09/18
Innovation EGG 第7回 『クラウドネィティブ化する世界』に行ってきました。
目次
Google Cloud Platformのいいところ・そうでもないところ
GCPUGの佐藤さん
GCP=The DataCenter as a Computer
コマンド一発で数千台のマシン、CPUコアを計算に使える
Spanner 分散型データベース、Adwardsで使用、昔は巨大なMySQL
ケーブルを引いてスイッチングするといったネットワークキャリアとしての仕事を自分でやってしまっている
Jupiter Network 自分たちでスイッチも作っている
GCE 転送帯域9G bps
グローバルロードバランサー
1つのグローバルIPでマルチリージョンでフェイルオーバーが実現
GCE
止まっても良いオプションをONにすると半額ぐらいになる
BigQuery
100億行のフルスキャン 10秒以内
クラウドネイティブな時代に必要とされるエンジニア
JAWS-UGの坂井さん
- 運用以外のスキルが必要
運用は自動化されて淘汰される -
クラウドの進化
AWSでは2014年には516機能のリリース -
あえてこだわりを捨てる
- やって結果を出す事に注力する
- あえて流行りに乗っかる
すぐに使える周辺サービス Azure編
JAZUG 亀渕さん
- Azure Search
中身はElasticsearch
検索インデックスの生成と検索が行えるマネージドサービス -
Machine Learning
Project Oxford
顔判定、ビデオトラッキング、スピーチ
知的言語理解サービス
How-Old.net
Feature Analysis -
Azure Active Directory
コンシューマサービスアカウントとも連携 -
Free Visual Studio Dev Essentials
firebaseを用いたリアルタイム同期アプリケーション開発
GCPUG 佐々木さん
- リアルタイムデータ同期を必要とするアプリケーションが得意
- BaaS
- マルチプラットフォーム
- リアルタイムDB
- オフライン処理
- 全データを1つのJSONに格納、No-SQL
- データ構造がそのままREST API、それぞれのデータが一意のURLエンドポイントを持つ
- データのアクセスルールを設定可能
npm install -g firebase-tools
firebase login
firebase init
37行のコードを用意した
firebase deploy
- フェイルオーバーの仕組みがない
- RDBのような細かい検索ができない
- ストレージサイズ、転送量、コネクション数でプランがある
クラウドネイティブ時代のコミュニケーションツールの実装
TwilioJP-UG 高橋さん
- 社内に回線、PBXを持たなくていい
- 電話の機能をプログラミングできる
- IP Messaging チャットフレームワーク
- ビデオ会議
- Contextual Communications
販売コールセンターの例
申込み会話を録音
カード番号などセンシティブな事を話されると録音データの保管方法が変わってしまう
SMSからURLを配信してカード番号を聞かなくてもいいようにする
ユースケースから学ぶクラウドネイティブの始め方
AWScean 佐々木さん
クラウド移行を阻む課題
- 「誰が責任取るの?」
- 「構築業者がクラウド無理って言っている」
クラウドネイティブ時代のアプリケーション運用をもっと簡単に!
JAWS-UG堀内さん
CRM自動化 salesforce
財務管理自動化 Workday
CS自動化 zendesk
そしてクラウドアプリケーションライフサイクル自動化がmobingi
紹介
JAWS-UG森さん
クラウドでGolangのテスト&デプロイ!
PaaS勉強会の堀内さん
CircleCI
- GitHubと連携
- yamlで記述
- Dockerが使える
COVERALLS
- CIのカバレッジを飛ばすとやってくれる
Golang
- シンプルで書きやすい
- Googleが開発したコンパイル言語
Parse終了の陰で、KimonoLabsも終了で泣ける。BaaSとの付き合い方
JAWS-UG佐々木さん
- Parse MBaaSの代表格なのに終了
- KimonoLabs Webスクレイピングサービス、買収されて終了
- AWSでもSimpleDB終了
Webサービスは終了する事がある事を認識する
サービスを使うときはAPI Gatewayを噛ませておくとサービス終了時に即死が回避できるかも
スマホアプリのリリースには審査があるので時間がかかる
変更を即時に吸収出来る仕組みをモバイルアプリ以外に持たせる必要がある
なので、API Gatewayを噛ませておいてそこで変更を吸収する
- とにかくAPI Gatewayを利用する
- HTTP Proxy機能(とりあえず通してしまう)
- サービスを変更したくても向き先を変えるだけ
- 返却値の変更にもlambdaですぐに対応
- API Gateway自体にも簡単なマッピング機能あり
- スロットリングも位前で作ると大変だがあるので便利
サーバレスなAWSアーキテクチャーのみでWebシステムを作ってみた
AWScean 加藤さん
シンガポール向けポイントシステム
– 結合テスト終了システムテスト寸前で大人の事情でプロジェクト中止
– ノウハウは貯まった
– 外向けのAPI Gatewayの場合CognitのAuth Roleでガード出来る
やってみて
– 開発工数は想定の3倍(ほとんどが学習コスト、次は早い)(運用コストは下がる)
所感
今までにない新しく良いやり方でシステムを構築する時に、クラウド移行を阻む課題であった「構築業者がクラウド無理って言っている」、「誰が責任とるの」って議論にぶち当たる事は本当によくあることで、そして本当にどうでもいい議論だと思います。
システムを構築する上で担当者がちゃんと作るという責任を果たせば良いと思います。それだけです。
保障だ、損害だ、賠償がなんだというところばかりに頭が行ってて、これまでのやり方でしか提案出来ない業者さんに高いお金を払って、古いアーキテクトでシステムを作ってもらうメリットってないと思っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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