Intel 82599 VF インターフェイスで拡張ネットワーキングが有効なEC2インスタンスで帯域幅を確認してみました
2021/09/16
拡張ネットワーキングが有効なEC2インスタンスとそうではないインスタンスの2セットで確認しました。
両方ともインスタンスタイプはc3.largeです。
目次
拡張ネットワーキングが有効なEC2インスタンス
AMI: amzn2-ami-hvm-2.0.20210721.2-x86_64-gp2(起動ウィザードのAmazon Linux2)
インスタンスタイプ: c3.large
AWS CLIで確認
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
aws ec2 describe-instance-attribute --instance-id i-057c8bdd3ca7dae25--attribute sriovNetSupport { "InstanceId": "i-057c8bdd3ca7dae25", "SriovNetSupport": { "Value": "simple" } } |
OSで確認
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
$ ethtool -i eth0 driver: ixgbevf version: 4.1.0-k firmware-version: expansion-rom-version: bus-info: 0000:00:03.0 supports-statistics: yes supports-test: yes supports-eeprom-access: no supports-register-dump: yes supports-priv-flags: no |
両方のインスタンスにiperf3のインストール
1 2 |
$ sudo yum install -y iperf3 |
受信側
1 2 3 4 5 |
$ iperf3 -s ----------------------------------------------------------- Server listening on 5201 ----------------------------------------------------------- |
送信側
1 2 3 4 5 |
$ iperf3 -c 172.31.37.201 --parallel 40 -i 1 -t 2 [SUM] 0.00-2.00 sec 299 MBytes 1.26 Gbits/sec 1482 sender [SUM] 0.00-2.00 sec 275 MBytes 1.15 Gbits/sec receiver |
1.15Gbits/秒が確認できました。
拡張ネットワーキングが無効のEC2インスタンス
AMI: amzn-ami-pv-2018.03.0.20180811-x86_64-ebs(コミュニティAMIにあったPVのAmazon Linux)
インスタンスタイプ: c3.large
OSで確認
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
$ ethtool -i eth0 driver: vif version: firmware-version: bus-info: vif-0 supports-statistics: yes supports-test: no supports-eeprom-access: no supports-register-dump: no supports-priv-flags: no |
両方のインスタンスにiperfのインストール(rootで実行)
1 2 |
# yum -y install epel-release && yum -y install iperf |
受信側
1 2 3 4 5 6 |
# iperf -s ------------------------------------------------------------ Server listening on TCP port 5001 TCP window size: 85.3 KByte (default) ------------------------------------------------------------ |
送信側
1 2 3 4 |
# iperf -c 172.31.33.100 --parallel 40 -i 1 -t 2 [SUM] 0.0- 2.7 sec 323 MBytes 987 Mbits/sec |
987Mbits/秒が確認できました。
AMIもOSも仮想化タイプも違うのでなんともいえないですが、有効な方がパフォーマンスは出せそうです。
そもそもIntel 82599 VF インターフェイスよりもENAサポートしている現行世代インスタンスを選択したほうがパフォーマンスはいいのですが。
yum -y install epel-releaseのエラー対応
1 2 3 |
# export LC_ALL=C # yum-config-manager --enable epel |
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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