RocketChatからOutgoing Webhookで呼び出されたAPI Gatewayでtokenをリクエスト検証する
本来はWAFでやったほうがよさそうですが、追加料金を発生させたくない場合にAPI Gatewayだけで検証してみました。
目次
RocketChatの設定
RocketChatのOutgoing Webhookでトークンを設定しました。
このトークンはリクエスト本文に含まれてPOSTされます。
API Gatewayの設定
APIのモデルを作成しました。
- RocketChatToken
1 2 3 4 5 |
{ "type" : "string", "enum" : [ "**********" ] } |
トークンの値です。
- RocketChatTokenCheck
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
{ "type" : "object", "properties" : { "token" : { "$ref":"https://apigateway.amazonaws.com/restapis/1j23j4k5j/models/RocketChatToken" } }, "required":["token"] } |
本文に含まれるキーから値を参照しています。
APIリソースのメソッドリクエストの設定で、リクエストの検証を本文にして、作成したモデルを指定しました。
検証のテスト
RocketChatから投稿してAPIにPOSTしてみます。
API GatewayではCloudWatch Logsへの出力を設定しています。
Method request body before transformations:
の次に
Request validation succeeded for content type application/json
のログが出力されていました。
成功しました。
検証に失敗するテストのために、POSTMANから適当なトークンの値でPOSTしてみました。
Request body does not match model schema for content type application/json: [instance value (“abcdefghi”) not found in enum (possible values: [“***********”])]
このログが出力されていました。
値が違ったので400 Bad Requestエラーになりました。
requiredを指定しているのでtokenキーが本文にない場合もエラーになります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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