「第14回RxTStudy(Redmine勉強会)」に行ってきました
2016/09/18
土曜日の真っ昼間に半分以上が初参加者さんで80席が満席。
それだけRedmineの利用率が高まっている事かと思いました。
一番ささった言葉はkenzoさんの「苦しんだ足跡を残す事が大切。自分が苦しんだ事は、未来に行う誰かも苦しむ。詰まった事、はまった事こそ書残す。」でした。
3.2へのバージョンアップしなくてはなーと思いました。
目次
2015年に追加されたRedmineの新機能とこれからのRedmine
ファーエンドテクノロジー株式会社 前田さん
前田さんお気に入りの新機能
- 3.0.0から3.2.0の改善、追加機能は290
- パスワード有効期限
- 拡張子による添付ファイルの制限
- CSVインポート追加のみ、1プロジェクト、1トラッカーのみ
- トラッカーごとのデフォルトステータス
- 新しいチケットで許可するステータスを設定可能
- 新しいチケットのデフォルトバージョンの設定が可能なのでバージョンなしチケットの発生を抑制できる
- チケット一覧で予定工数、作業時間など合計値(数値型カスタムフィールドも可)を表示出来る
- 親チケット子チケットで連動しない項目を設定出来るようになった
- 説明欄を対象にチケットフィルタが可
- 親チケット、子チケットの情報を元にフィルタ
- ガントチャートに日付
- モバイル対応レスポンシブレイアウト
- クリックしやすいページャー
- プロフィール画面に担当しているチケット、報告したチケットの集計からのリンク
- チケット履歴で注記を目立たせる
- 前後移動のためのアクセスキー Chrome [alt]+p 前、+n 次
3.3.0の開発状況
夏前ぐらいに出るかも、出たら嬉しい
入るかもの新機能
– 関連チケットの循環参照エラーの解消
– チケットの注記のみを表示するタブ
– セキュリティ上重要なイベント(パスワード変更など)の通知
– どの画面からでも新しいチケット追加出来るボタン
– シンタックスハイライト用のコード雛形挿入ボタン
最近のRedmine開発体制
3.2.0のチケット数は前田さんが11チケットで1位
全体で上位5位の開発者で75%ぐらいの開発を担当した
もっとRedmineの開発に関わる人を増やして行きたい
Redmineチューニングの実際と限界 ~ 200万チケットでもサクサクなRedmineの作り方 ~ 追補改訂版
(株)島津ビジネスシステムズ 赤羽根さん
島津製作所利用者7,000人が使う100を越える業務システムを200人のシステム社員で運用管理している
月3500チケット
完了率95%
IT統制に対応するため高水準の管理品質を維持している
チューニングの基本はボトルネックの解消
ボトルネックを見つけ出せなければチューニングは出来ない
狭帯域通信を避ける
部分的に広くても意味はない、全部広くして早くする
圧縮による通信コストの削減
Webサーバーで通信内容を圧縮する
Http compression
キャッシュによる再処理の回避
OS、ミドルウェアでそれぞれキャッシュを設定する
潤沢なメモリを実装する
アルゴリズム改善で早くする
OS、ミドルウェア、言語の実行環境のバージョンを上げればアルゴリズムが改善されてスピードも早くなる
そして、そのためにRedmine本体は極力変更しない
サクサクの基準
100ms 問題なし
1000ms 少し遅延を感じる
10000ms 明らかな遅延
Ruby2.0よりruby2.2ほうが当たり前のように早い
Nmlよりodgbcが早い
メール非同期送信async
工数管理システムとしてのRedmine
あきぴーさん
お客様へ実費請求するための作業明細の作成
One matter One ticket 1チケット、1作業
Worktimeプラグイン
人事勤怠管理システムとの二重入力
成果出力物からの逆インポート
使いこなせない親子チケット管理
月締めの概念がない
組込み開発現場でのRedmine活用事例
50_Kenzoさん
課題を順番にあげることで切り分けて手順が現れる
ノウハウを共有できる
知の共有
苦しんだ足跡を残す事が大切
自分が苦しんだ事は、未来に行う誰かも苦しむ
詰まった事、はまった事こそ書残す
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
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