S3オブジェクトへのリクエストをCloudTrail, Athenaで識別する(パーティショニング)
2021/07/21
Amazon S3オブエジェクトへのリクエストをCloudTrail, Athenaで識別では、クエリーのために1.44GBのデータをスキャンして、1分32秒かかっていてコストもパフォーマンスもよくないのでパーティショニングを試してみました。
目次
テーブルの作成
こちらCloudTrail を使用した Amazon S3 リクエストの識別の「署名バージョン 2 データのパーティション化」記載のテーブル作成クエリを実行しました。
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CREATE EXTERNAL TABLE s3_cloudtrail_events_db.cloudtrail_yamamugi_partiion_table( eventversion STRING, useridentity STRUCT< type:STRING, principalid:STRING, arn:STRING, accountid:STRING, invokedby:STRING, accesskeyid:STRING, userName:STRING, sessioncontext:STRUCT< attributes:STRUCT< mfaauthenticated:STRING, creationdate:STRING>, sessionissuer:STRUCT< type:STRING, principalId:STRING, arn:STRING, accountId:STRING, userName:STRING> > >, eventtime STRING, eventsource STRING, eventname STRING, awsregion STRING, sourceipaddress STRING, useragent STRING, errorcode STRING, errormessage STRING, requestparameters STRING, responseelements STRING, additionaleventdata STRING, requestid STRING, eventid STRING, resources ARRAY<STRUCT< ARN:STRING, accountId:STRING, type:STRING>>, eventtype STRING, apiversion STRING, readonly STRING, recipientaccountid STRING, serviceeventdetails STRING, sharedeventid STRING, vpcendpointid STRING ) PARTITIONED BY (region string, year string, month string, day string) ROW FORMAT SERDE 'com.amazon.emr.hive.serde.CloudTrailSerde' STORED AS INPUTFORMAT 'com.amazon.emr.cloudtrail.CloudTrailInputFormat' OUTPUTFORMAT 'org.apache.hadoop.hive.ql.io.HiveIgnoreKeyTextOutputFormat' LOCATION 's3://bucketname/AWSLogs/123456789012'; |
PARTITIONED BYでリージョン、年、月、日でパーティションを設定しました。
テーブル名に(Partitined)がつきました。
パーティションの追加
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1 2 3 4 |
ALTER TABLE s3_cloudtrail_events_db.cloudtrail_yamamugi_partiion_table ADD PARTITION (region= 'ap-northeast-3', year= '2021', month= '06', day= '01') LOCATION 's3://yamamugi-blog-log/AWSLogs/142639723455/CloudTrail/ap-northeast-3/2021/06/01/' PARTITION (region= 'ap-northeast-3', year= '2021', month= '06', day= '02') LOCATION 's3://yamamugi-blog-log/AWSLogs/142639723455/CloudTrail/ap-northeast-3/2021/06/02/'; |
テーブルができのでパーティションを追加しました。
クエリの実行
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SELECT eventTime, eventName, eventSource, sourceIpAddress, userAgent, json_extract_scalar(requestParameters, '$.bucketName') as bucketName, json_extract_scalar(requestParameters, '$.key') as object, userIdentity.arn as userArn FROM s3_cloudtrail_events_db.cloudtrail_yamamugi_partiion_table WHERE eventName = 'GetObject' AND region= 'ap-northeast-3' AND year= '2021' AND month= '06' AND day= '01' |
WHERE句で、パーティションを加えています。
対象のパーティションだけを検索したので、1.67MBのデータをスキャンして、1.89秒で結果が返ってきました。
顕著にパーティションの効果が確認できました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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