ヤマムギ

growing hard days.

*

Amazon VPCのAmazonProvidedDNSとほかメモ

   

VPCユーザーガイドのAmazon DNS について理解するの記載内容について実環境で検証した結果をメモとして記録しています。

AmazonProvidedDNS

VPCを作成した際にデフォルトで設定されているDNSサーバー。
設定されていることは、VPCのDHCPオプションで確認できます。

ユーザーガイドによるとRoute 53 Resolver、Amazon DNSサーバーとも呼ばれているとのこと。
VPCのプライマリ(1つめの)CIDRの+2のアドレスが割り当てられています。
10.0.0.0/16のVPCなら10.0.0.2、192.168.0.0/16なら192.168.0.2となります。

VPCのDNS関連設定で、「DNS 解決を有効化」と「DNS ホスト名を有効化」があります。

DNS解決を有効化

このチェックを外すと、AmazonProvidedDNSが使用されなくなります。

名前解決しようとするとDNSサーバーへのリクエストがタイムアウトします。

有効化するとすぐに名前解決できるようになりました。

/etc/resolv.confにはnameserver 10.0.0.2として設定されています。
これは/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0のBOOTPROTO=dhcpによるものです。

VPCのDHCPオプション設定を変更して、EC2インスタンスでネットワークサービスを再起動すると、/etc/resolv.confのnameserverも自動で更新されます。

DNSホスト名を有効化

VPC内でパブリックIPv4を持つインスタンスにパブリックDNS名を設定するかどうかの設定です。
起動中のインスタンスでも有効化すると設定されます。

EC2インスタンスのルート

10.0.1.0/24のサブネットで起動したEC2インスタンスでroute -nを実行してみました。
パブリックサブネットですので、インターネットゲートウェイにルートがあります。
サブネットの外へのゲートウェイは、サブネットの予約IPアドレスのうちVPCルーター用とされている10.0.1.1が使用されています。
これは、VPC内の論理的なVPCルーターの各サブネット向けのインターフェイスとして使用されているようです。

同じサブネットで起動したEC2インスタンスでも確認しましたところ、同じくデフォルトゲートウェイに10.0.1.1が設定されていました。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS ,

ad

ad

  関連記事

boto3(Python SDK) s3 get_object でバイト範囲を指定する

S3のGetObjectアクションでバイト範囲を指定することができます。 それに …

Amazon Glacierでボールトロックポリシーの作成開始をしてみました

Glacierを単体で使用することもそうそうないので、確認しました。 まずボール …

S3署名付きURL(GetObject)生成後にオブジェクトを上書きアップロードしたら

ダウンロードリクエストを実行したタイミングのオブジェクトがダウンロードされるので …

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を執筆しました

2021年3月6日に、「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」 …

AWS RDS でMySQLインスタンスを構築する

Amazon Web ServiceにはAmazon Relational Da …

Amazon Linux2のPHPを7.2から7.3へアップデートしました

WordPressのサイトヘルスの推奨に従って使っていないテーマを削除したの推奨 …

IAM Access Analyzerの検出をEventBridgeルールで検知して通知する

やりたかったことは使用可能としているリージョンのIAM Access Analy …

AWS CodeCommitのリポジトリをiPhoneのWorkingCopyアプリから使う

iPhoneからも執筆できるようにしておこうと思いまして、iOSアプリのGitク …

cfn-signalの認証とネットワーク

AWS CloudFormationヘルパースクリプトのcfn-signalがC …

AWS Organizationsのルートユーザー管理(Root user management)でメンバーアカウントのルートユーザー認証を無効にしました

2024年11月発表のAWS Organizations を使用するお客様のため …