VirtualBoxでCentOS7+Oracle12c環境を構築するの2(Oracle12cインストール)
2017/01/09
前編はこちら「VirtualBoxでCentOS7+Oracle12c環境を構築するの1(事前準備)」です
DMS(AWS Database Migration Service)を試すためにオンプレのデータベースとしてVirtualBoxにOracle環境を構築するメモの後編です。
Oracleインストール
GUIを使うのでVirtualBoxのコンソールでstartxを実行して、oracleユーザーでログインします。
インストールファイル展開用にtmpディレクトリを作成して.bash_profileでORACLE_BASE変数を定義します。
|
1 2 3 |
$ mkdir tmp $ vim .bash_profile |
以下を追加
|
1 2 3 |
umask 022 export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle |
|
1 2 |
$ source .bash_profile |
作成したtmpディレクトリにOracle公式サイトでダウンロードした下記ファイルを置きます。
(Cyberduckを使いしました)
解凍してインストーラーを実行します。
|
1 2 3 4 5 |
$ cd tmp $ unzip linuxamd64_12102_database_1of2.zip $ unzip linuxamd64_12102_database_2of2.zip $ ./database/runInstaller |
インストーラー起動!
はい。OUIが文字化けです。
面倒なのでOUIの表示を英語にして再実行します。
|
1 2 3 |
$ export LANG=C $ ./database/runInstaller |
気を取り直してインストーラー起動!
メールアドレスを入れても入れなくてもいいです。
データベースは後で作成するので[Install Sowtware Only]を選択しました。
シングルインスタンスを選択しました。
言語は[Japanese]だけ追加しました。
Enterpriseしか選べなくなっているのでそのままです。
インストールディレクトリはデフォルトのままにしました。
インベントリディレクトリもデフォルトのままにしました。
各グループもデフォルトのままにしました。
前提チェックでSwap sizeの警告が出ましたが今回は無視して[Ignore All]にチェックして先に進めました。
[install]を実行です
インストール中です。
rootユーザで実行しないといけないconfiguration scriptです。
これはコマンドだけなのでrootユーザーでsshログインして実行しました。
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 |
# /u01/app/oraInventory/orainstRoot.sh Changing permissions of /u01/app/oraInventory. Adding read,write permissions for group. Removing read,write,execute permissions for world. Changing groupname of /u01/app/oraInventory to oinstall. The execution of the script is complete. # /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/root.sh Performing root user operation. The following environment variables are set as: ORACLE_OWNER= oracle ORACLE_HOME= /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1 Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]: Copying dbhome to /usr/local/bin ... Copying oraenv to /usr/local/bin ... Copying coraenv to /usr/local/bin ... Creating /etc/oratab file... Entries will be added to the /etc/oratab file as needed by Database Configuration Assistant when a database is created Finished running generic part of root script. Now product-specific root actions will be performed. |
終わったらさっきの画面の[ok]をクリックします。
インストール完了です!
インストレーションガイドのとおりに残りの環境変数を.bash_profileに追加します。
|
1 2 3 |
$ cd ~ $ vim .bash_profile |
|
1 2 3 4 5 |
export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1 export PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH export LANG=ja_JP.UTF-8 export NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8 |
記憶が正しければ以前のバージョンよりだいぶ簡単になっている印象でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。
「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。
「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。
「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。
このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
ご参考にされる際は、読者様自身のご判断にてご対応をお願いいたします。
また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
ad
ad
関連記事
-
-
「AWSではじめるLinux入門ガイド 」を執筆しました
2020年4月30日に、「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を発行い …
-
-
RocketChatのデフォルトポート3000を80に変更
Rocket.ChatをAmazon EC2 Ubuntuサーバーで起動で起動し …
-
-
Linux Mint 17 MATE 64bit にRuby最新安定版をインストールする
外出用Linux MintにRubyを入れてなかった事をハンズオン直前に思い出し …
-
-
Linux Mint 17 MATE 64bit にAptana Studio 3をインストールして日本語化
JDKのインストール 過去記事「Linux Mint 17 MATE 64bit …
-
-
CentOS 6にPython実行環境を構築
CentOS6(32bit)にPython2.7実行環境を構築した際のメモです。 …
-
-
acer Aspire E3-111-A14D/S のリカバリディスクを作成する
目的 acer Aspire E3-111-A14D/S Windows 8.1 …
-
-
Ubuntu dockerイメージをbuildするときにタイムゾーン選択で止まる
123456789Please select the geographic area in which you live. Subsequent configurationquestions will narrow this down by presenting a list of cities, representingthe time zones in which they are located.1. Africa 4. Australia 7. Atlantic 10. Pacific 13. Etc2. America 5. Arctic 8. Europe 11. SystemV3. Antarctica 6. Asia 9. Indian 12. USGeographic area:docker …
-
-
EC2 VyOSで/etc/resolv.confを設定しました
EC2でVyOSを起動してSSHで接続して確認していたところ、どうもVyOSから …
-
-
CentOS 6.5にgit連携のTracを構築する
秋の夜長に自宅でTracサーバを構築してみる。 ひとまずRedmineはいったん …
-
-
CentOS 6 にnginxをインストールして初期設定する
CentOS6(32bit)にnginxをインストールして自動起動など最低限の設 …















